斉藤由貴中川翔子倉科カナなど数々のスターを輩出したグラビアコンテスト「ミスマガジン2021」のグランプリに輝いた和泉芳怜。1st写真集『可憐な芳怜』(講談社)を発売した彼女が、これまでの活動歴、さらに自身の強みだという「運の良さ」について明かしてくれた。


【写真】美白肌から透明感あふれる和泉芳怜の撮りおろしカット【10点】

和泉芳怜は、どこか懐かしさを感じさせる美少女だ。グラビアアイドルとして表紙を飾る一方、アイドルグループ「PiXMiX」のメンバーとしても活動。ことし8月公開の映画『グリーンバレット』で初主演を果たし、『和泉芳怜の超ラジR』では、初のレギュラーラジオ番組で水曜日のパーソナリティを務めるなど多方面で活躍している。

そんな和泉に自身の強みを聞くと、返ってきたのは「ポジティブさと運の強さ」という一言。

もともと小学校の頃から芸能活動をしていた和泉が、現在の事務所「東宝芸能」に入ったきっかけは2016年に受けた第8回「東宝シンデレラ」オーディションだった。

「たとえばお花屋さんだったり、看護師さんだったり、みんな何かなりたい具体的な職業があると思うんですけど、私にはなくて。ただ表に出ることが好きで、とにかく芸能界で仕事がしたいと強く思っていました。中1の夏ぐらいには、いろんな事務所のオーディションに毎日行っていました」

その中で受けた1つが、「東宝シンデレラ」オーディションだった。1984年の第1回の沢口靖子にはじまり、長澤まさみ上白石萌音・萌歌、浜辺美波など数々の女優を輩出してきたオーディションだが、和泉はここで運の強さを発揮する。

「私、女優のオーディションなのに歌って踊ったんですよ。オーディションは落ちてしまったんですけど、事務所の方に『アイドルで入りませんか?』と声をかけてもらって。ただ、なぜか1回そのお話を断っちゃったんですよね(笑)。
でも数日経って、やっぱり東宝芸能に入りたいと考え直して、『まだ間に合いますか?』と電話したんです。普通なら無理だと思うんですけど、セーフでした! あそこで断られていたら今の私はいないですし、本当に運が良かったです」

こうして滑り込みで東宝芸能に入った和泉は2017年、アイドルグループ・PiXMiXのメンバーとして活動を始める。だが活動当初は自信が持てなかったという。

「ビジュアルでメンバーに勝っているとは思えないし、歌やダンスができるわけでもない。話すことも得意じゃなくて、ステージ上のMCでもほとんど相槌しかできなかった。最初の頃はソロパートがなかったりと本当に目立たなくて、メイン2人の横でずっと踊っているだけでした。ただ目立ちたかったのかと言われるとそうではなくて、むしろ目立ちたくなかったです(笑)。人と話すのも好きじゃなかったし、人に見られるのも得意ではなかったので……」

そんな和泉の意識に変化が生まれたのがPiXMiXとしての活動から2年ほど経った頃だった。リーダーの大谷美咲と将来について話す中、本気で芸能界で生きていきたいという思いが生まれ、そのためには今の自分を変える必要があると考えた。

個性がない自分に何か特徴をつけたい。そんな思いから、「ミスマガジン2021」のオーディションに自ら応募したいとマネージャーに相談したという。そして、このオーディションでも運の良さを発揮する。


「受けたいと事務所に言った時点で実は締め切っていたんです。『ああ、受けられなかった』と後悔していたら、コロナの影響でたまたま締め切りの延長が発表されていたので、さっそくエントリーして。グランプリを受賞することができました」

もしコロナがなかったら、締め切りの延長がなかったら、「ミスマガジン2021」グランプリの和泉芳怜はいなかった。芸能界では時に「実力1割、運9割」とも言われるが、和泉はその運を持っている。

ミスマガジンではベスト16に残ったメンバーが、SHOWROOMなどの配信のポイントを競い合うが、その経験が和泉を大きく成長させた。

「SHOWROOMの配信では1日に何時間も1人でしゃべることを2週間続けました。話すのが本当に苦手だったんですけど、そこでだいぶ鍛え上げられました。今、ラジオのお仕事ができているのも配信で成長できたからだと思っています」

さらに、アイドルグループではなく、1人で挑んだことも大きかったという。

「PiXMiXでやっている時はみんなで協力できるけど、ミスマガは1人。他の15人に自分はどこが勝っているんだろうとすごく考えましたし、ここで生き残らなきゃって思っていました。ただ、のちのちミスマガ2021のメンバー6人で話した時、他の子も同じように大変だったって聞きました。内藤花恋(審査員特別賞)とは『名前で“かれん”がかぶった時点で終わったと思った』と話していましたね(笑)」

グランプリ獲得は和泉に多くのものをもたらした。
写真集『可憐な芳怜』の発売、さらに8月公開の映画『グリーンバレット』では主演も果たした。

「セリフを覚えるのが苦手なので、自分に女優はできないって思いが強かったんです。なんとか覚えても、カメラを向けられながらセリフを言うのってすごい難しくて。ただ、頑張ればセリフが覚えられるんだって分かったことで、女優ができないという思い込みがなくなり、今後は女優業にも積極的にチャレンジしたいなと思っています」

先日は事務所の大先輩であり、ミスマガジンの先輩でもある斉藤由貴と雑誌で対談する機会にも恵まれた。

「1対1でお話しさせていただいたのは初めてだったので、緊張していたんですけど、怯えずに行こうとガツガツ行かせてもらいました(笑)。斉藤さんは自分をすごく持っていて『私はこれがいいから、これはしない』と判断ができる方。一方で私は言われたら何でもするタイプなので、その姿勢は見習いたいと思いました」

対談では斉藤から「自分の心に従って取捨選択しなさい」と伝えられた。世間にはさまざまな声があるが、自分の成長につながると思ったものを選び、それ以外は捨てるという考えだ。

和泉もこの言葉が強く印象に残っているというが、斉藤の意図とは違った部分までどうやら影響を受けたようだ。

「斉藤さんはすごく断捨離ができる方でもあるんですけど、逆に私はお店でもらった紙袋を何かに使うかも……と全部部屋に取っておくタイプ(笑)。でも斉藤さんのお話を聞いて、取っておいた紙袋は全部捨てました!」

たぶん、斉藤の言いたかったことはそういうことではなさそうだが、和泉は満面の笑顔。自身の強みに「ポジティブさと運の強さ」に加えて、今後は「天然」を加えてもよさそうだ。


(取材・文/徳重龍徳)
▽和泉芳怜(いずみ・かれん)
2004年2月28日生まれ、神奈川県出身。アイドルグループ・PiXMiXのメンバーとして活動中。「ミスマガジン2021」グランプリを獲得しグラビアシーンでも活躍するほか、映画『グリーンバレット』で主演を務めるなど女優としての活動も目覚ましい。毎週水曜20時より放送中の文化放送 超!A&G+「和泉芳怜の超ラジR」にて水曜ラジオパーソナリティを務めている。
Twitter:@izumi_karen_
Instagram:izumi_karen_
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