【写真】葵わかなが『三千円の使いかた』で能天気キャラに挑戦【8点】
──まずは今作へのオファーを受けた時の心境を聞かせてください。
葵 タイトルを聞いた時にはどんなドラマなんだろうと思いましたが、原作を読ませていただいて、すごく面白いお話だと感じて、ぜひやらせていただきたいと思いました。私は、私が演じる美帆と同い年なんですが、最初の美帆が将来の人生についてまだ何も考えていないというところに納得感があって、同世代の友達との会話も「24歳ってこんな感じだよね」と共感しました。ストーリーの中で美帆が成長していく様子も、段階の踏み方がすごくリアルなんです。
──演じる上でどんなことを意識されていますか。
葵 私自身は人からしっかりしているように見られることが多いので、美帆を演じる上ではそう見えないようにすることを意識しました。どこか能天気な、少しふわふわしたようなキャラクターを目指して演じています。学生時代の実家での親との会話を思い出しながら演じました。
──葵さん自身は、将来の人生設計について考えることはありますか。
葵 私の将来に関しては、正直言ってまだあまりわからないです。
──葵さんは幼い頃からお仕事をされて、ご自分で収入を得ていらしたと思いますが、自分自身でお金を管理して、扱い方を考えるようになったのはいつ頃ですか?
葵 今もそれができているかはわかりませんが、子どもの頃は親が管理してくれていて、高校を卒業して、一人暮らしをするようになった頃には、完全に自分で管理するようになったという感じです。
──葵さんご自身は、お金に関して子どもの頃にご家族からしつけられたことはあるのでしょうか。
葵 特に言われたというわけではないと思うんですが、お年玉は毎年貯めていました。お年玉は使うものじゃなくて、貯めておくものという感覚でした。
──では、お金以外の面で家族の影響を受けていることはなにかありますか?
葵 きっとたくさんあるんでしょうけど、難しいです。私の家族は全員が似ているので、何かしらの影響は受けていると思います。例えば、お酒を飲むのが好きな家族なので、みんながお酒にすごく前向きということがあります(笑)。家族でお酒を飲む機会もすごく多いんです。仲が良いです。お酒に酔って怒られるということもあまりなく、寛容だと思います。
──最近の買い物で印象的なものはなにかありますか。
葵 少し前に断捨離をしたので、今はあまり物を買わないようにしているんです。けど、欲しいものはたくさんあるんですよね。でも本当に欲しいのかどうかと自分に問いかけ続けています(笑)。でも年内には買いたいです。一つはちょっと良いボディクリーム。お誕生日にいただいたもので、すごく良かったんですけど、毎日のケアで使うのに、自分の中ではちょっと贅沢しすぎかなって。もう一つは入浴剤で、ちょっと良いものを買ってみたいけど、自分にとって入浴剤はどれくらいのものが良いのかすごく悩んでいます(笑)。
──ありがとうございます。では、最後に読者へメッセージをお願いします。
葵 お金を通して、美帆や美帆のお姉ちゃん、お母さん、おばあちゃんと、様々な世代の人たちが自分の人生のこれまでとこれからを考え直すようなお話です。その中で、お金の話だけじゃなく、「お金だけがあっても生きていけない」という、もう一歩踏み込んだテーマも実はあるんじゃないかなと私は思っています。
ヘアメイク 竹下あゆみ
スタイリスト 岡本純子
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