小学校6年生から父親とお笑いコンビを組む、そんな経験をしたことがある少女は他にいないだろう。完熟フレッシュの池田レイラのことだ。
昨年末、父親の池田57CRAZY(ゴナクレイジー)が大学に合格したことを発表し話題となった、元「おかっぱ頭のレイラちゃん」は、今どんな女の子になっているのか。(前後編の後編)

【前編はこちら】完熟フレッシュ・池田レイラの今「高校入学して反抗期に、父とのネタ合わせも拒絶してました」

【写真】春からは大学生に…ぐっと大人っぽくなった池田レイラの撮り下ろしカット【9点】

――芸人と学校生活の両立で、何か苦労したことはありましたか。

池田レイラ(以下、レイラ) 高校に入ってからはちょうどコロナ禍と重なって、大変な時期でした。反抗期だったので、お客さんの前に出るのが嫌な時機でもありましたね。

でも、高校生活はめちゃくちゃ楽しかったんですよ。楽しみ過ぎて、今より10㌔太ってたくらい元気でした(笑)。だからよっぽど毎回ライブを見に来てくれたり、SNSをチェックしてくれていた方以外は、おかっぱ頭からいきなり今の私になった、って感じると思います(笑)。

だいたい、今の事務所のプロフィール写真がそんな感じですから(笑)。「いつの私なの!?」って自分でも思うくらい見た目が変わってるんで。もっと皆さんに知っていただけるように頑張らないとな、って思います。

――世の中的にも、18歳になったらもう成人ですし、そりゃ小学校、中学校時代とは全く変わりますよね。

レイラ あと2年あると思ってたんですけどね。
まったく成人の実感はないです。大学に行かなかったら一人暮らしを始める予定だったので、そうなっていたらちょっと違ったのかなあ。まだまだ子供です。

――一人暮らしはしてみたかった?

レイラ そうですね。大学も、実は行くつもりじゃなかったんです。でも父が「大学生活は楽しいから受けるだけ受けてみなよ。それで二十歳になるまでにお金を貯めて、大学3年生くらいで引っ越したら?」言ってくれて。

――お金を貯めるって、バイトして、ってことですか?

レイラ というより、何か配信したりしてそれを収益化するとか、芸能系のお仕事で、という感じです。バイトも別にいいけど、それよりはそういう事の方が私の将来につながるから、って。

――失礼ながら、ネタでは「ちょっと抜けてるお父さん」という感じですが、おっしゃることがかなりまともでビックリしてます(笑)。

レイラ あはは。父は他の人に対するマネジメントが、実はピカイチなんです。
苦手なのはお笑いだけ、っていう(笑)。もちろん押し付けてきたりは絶対にしないんですけど、「こうしたらうまくいくんじゃない?」っていう感覚は私よりもずっと若いですね。

――芸人として活動しながらアイドルとしてデビューしてみるというのはいかがですか?

レイラ すごく興味ありますね(笑)。高校で歌やダンスの授業はありましたし。ただ、それで、絶対アイドルになりたいという事じゃなくて、それで世界が広がることが重要だと思うんですよ。

ほかにも、二十歳になったら水着グラビアにも挑戦したいです。OKな年齢になるし、芸人さんでグラビアやってる人ってなかなかいないですから。恐る恐る父に「やりたいんだけど…」って言ったら、まさかの大賛成でした(笑)。「若いうちにやれることは全部やりなよ」って。

もちろん、心の根っこにはお笑いがやりたいっていうのもあるし、演技のお仕事もやってみたい。完熟フレッシュとしては、今やらせていただいている親子2人でのロケだとか、そういう仲良し親子のお仕事は続けていければ嬉しいです。

もし何かが「これ違うのかな」って思っても、そこからやり直す猶予ってまだまだあると思っているので。
だからとにかく、しばらくはいろんなことに挑戦していきたいですね。
編集部おすすめ