【写真】初パフォーマンスのCANDY TUNE、FRURTS ZIPPERとIDOLATERも登場したライブ【23点】
日本のポップカルチャーを牽引するカルチャープロダクション、アソビシステムが、日本で成長を続けてきたアイドル文化を世界に向けて発信する新プロジェクト「KAWAII LAB.」。
そして、3月には村川緋杏、桐原美月、福山梨乃、小川奈々子、南なつ、宮野静、立花琴未による7人組グループ・CANDY TUNEが、第3のグループとして新たに加わった。
会場チケットが事前完売した今回の公演。満員の会場内は開演前からライブを楽しみにするファンの熱気に包まれていた。まずは「KAWAII LAB.」の総合プロデューサーを務めるモデル・タレントの木村ミサがFRUITS ZIPPERの鎮西寿々歌、仲川瑠夏とともに登場。プロジェクト発足1年にも関わらず、CANDY TUNEが加わったことで「KAWAII LAB.」所属アイドルグループが3組、計19人になったことに対して感無量の様子だった。
木村ミサの掛け声で最初にステージに上がったのはIDOLATER。ファッショナブルな水色の衣装で登場した彼女たちは『消せない・・・』のクールなパフォーマンスで、いきなりファンの心を鷲掴みにする。さらに、『Endless Summer』、『Vapor City』、『キミに夢CHU♡XX』、『まほうのカギを手に入れたら』と立て続けにジャンルの異なる楽曲を披露し、ポテンシャルの高さを観客に見せつけた。
最後には『DIAMOND』『エンドロールを迎える前に』と、IDOLATERらしいスタイリッシュでキレのあるパフォーマンスでライブを締めくくった。また、ライブ後に木村ミサが再びステージに現れると、4月22日(土)にSpotify O-WESTでIDOLATERのアニバーサリー単独ライブを開催されることが発表。IDOLATER史上最大の会場にメンバーの大石楓夏は「ドキドキしている」と喜びを噛み締めていた。
続けてパフォーマンスを行うのはFRUITS ZIPPER。SEが流れると会場には色とりどりのペンライトで彩られ、メンバーたちが大きな拍手で迎えられる。そんな彼女たちが1曲目に披露したのは『RADIO GALAXY』。EDM、HIPHOP、アイドルポップ、メロウチューンなど、ジェットコースターのように様々なジャンルに転調していく楽曲に会場の熱を一気に上げる。続く『世界はキミからはじまる』では、思わず聞き入ってしまう恋愛ソングを伸びのあるボーカルで歌い上げた。また、MCで鎮西寿々歌がCANDY TUNEのデビューを祝福。同時に自分たちのライブで彼女たちの番までステージを盛り上げておくことを約束した。
そんな中で披露されたのが現在TikTokでバズり中の話題曲『ハピチョコ』。コミカルでキュートな振り付けをファンと一緒に踊り、甘いひと時を過ごした。しかし、続く『完璧主義で☆』では一転して、疾走感あふれるメロディで観客を盛り上げる。そして、最後にはFRUITS ZIPPERに欠かせない人気曲『わたしの一番かわいいところ』をパフォーマンスし、鎮西の宣言通り、大盛り上がりのままCANDY TUNEへとバトンを繋いだ。
また、MCではIDOLATER同様、重大発表が。
ライブに戻り、いよいよ最後はCANDY TUNEの出番。事前にステージに立った木村ミサが「めちゃめちゃ緊張しているので応援してくれますか?」と客席に問いかけるとファンも大きな拍手でエールを送る。村川緋杏、桐原美月、福山梨乃、小川奈々子、南なつ、宮野静、立花琴未の7人が「原宿から世界へ」という目標を胸に初ステージへと一歩踏み出した。
カラフルでポップな衣装で登場すると、聴く人を元気にさせる応援ソング『hanamaru』を披露。少し緊張しながらも一生懸命に踊る初々しい姿を見せた。続けて『キス・ミー・パティシエ』が流れると、初披露とは思えないほど会場のテンションが上がる。すでに配信中の1stアルバムの中でも人気の楽曲であり、あざとい歌詞でファンの心をとろけさせた。
MCでは元HKT48でアイドルとしてもベテランの村川が「(会場が)満員すぎない?」とコメントし、場を和ませる。1人ひとりがしっかりと自己紹介をし、それぞれの意気込みを述べた。
1stアルバム収録の4曲を全て終えると、先輩グループ同様、CANDY TUNEにもサプライズ発表があることが明かされる。大きなスクリーンに6月27日(火)にSpotify O-WESTで初の単独ライブが行われることが映し出され、メンバーたちからは「やったー!」という喜びの声が会場に響いた。
さらに、村川から観客に「まだまだお腹いっぱいになってないんじゃないですか?」と、もう1曲パフォーマンスすることが告げられる。再び『hanamaru』が披露されるが、1曲目とは違い、スクリーンにはこの日のために極秘で制作されたミュージック・ビデオが流れる。これには客席からも思わず驚きと興奮の声が漏れていた。キュートなチアリーダー衣装にメンバーの仲の良さが伺えるピクニックシーンが交わったMVとシンクロして行われるパフォーマンスに客席のボルテージも最高潮に。先輩たちに負け劣らない堂々としたステージを7人が見事にやり遂げた。
最後はメンバー全員がファンに向けてメッセージを送る。福山梨乃は「私は自分の幸せを二の次にしてしまう癖がありまして、自分が幸せになっていいのかなと思う場面が今までいっぱいあったんですけど、私は今とっても幸せです!」と思いの丈を伝える。
また、今回が初めてのステージとなる南なつは「生まれ変わってもここにまた立ちたいなって思いました」と涙をこらえながらコメント。小川奈々子は「今日までアイドルになる実感が本当になくて、今日も満員のO-EASTに立つことが怖かった」、立花琴未は「アイドルをするって正直思っていなかった」と本音を吐露するも、満員のステージに立てたことをファンに感謝した。さらに、宮野静は「(ライブの)この一瞬の私はずっと大切にしていきたいですし、これからもたくさん共有していきたい」と、ライブの楽しさを語った。
ラストを務める村川は「みんなと出会ってから今日ここに来るまでこんなにも人のことを短期間で愛おしくて大好きでたまらなくなる感情になるって思わなかくて」とメンバー愛を涙とともにこぼす。「この7人でこれからもずっと頑張っていきたいなと思っていますし、私たちは『原宿から世界』を目指したいなと思っているんですけど、ここに立って私たちなら絶対に世界のアイドルになれるって確信しました」と、メンバーとの絆とグループに対する熱い想いをファンにぶつけた。
全てのグループがパフォーマンスを終えると、「KAWAII LAB.」所属グループ3組が再度登場。総勢19人のアイドルが同じステージに立った。すると、木村ミサから最後のサプライズとして、6月12日(月)に「KAWAII LAB. SESSION」が4月開業予定のZepp Shinjuku (TOKYO)で開催されることが発表される。これにはFRUITS ZIPPERの櫻井優衣も「Zeppでできるなんて本当に嬉しいなって思います」と歓喜のコメントをした。
興奮さめやらぬまま、ファン待望のコラボステージがスタート。
さらに、観客と一緒に『ハピチョコ』のTikTok動画を撮影する企画も実施。FRUITS ZIPPERの真中まながダンスをレクチャーすると、会場に集結したファンとの撮影を開始。アイドルとファンが同じ空間でダンスを行うことで、今までにない一体感が生み出され、大団円でイベントは幕を閉じた。
世界に向けて常にアイドルの最先端を突き進む「KAWAII LAB.」。CANDY TUNEが加わり日々進化し続ける「KAWAII LAB.」の今後を期待せずにはいられない。
▽セットリスト
【IDOLATER】
消せない・・・(short ver.)
Endless Summer
Vapor City
キミに夢CHU♡XX
まほうのカギを手に入れたら
DIAMOND
エンドロールを迎える前に
【FRUITS ZIPPER】
RADIO GALAXY
世界はキミからはじまる
ハピチョコ
完璧主義で☆
わたしの一番かわいいところ
【CANDY TUNE】
hanamaru
キス・ミー・パティシエ
ナナイロプロローグ
未完な青春
hanamaru(MV.ver)
【KAWAII LAB.】
わたしの一番かわいいところ