【写真】ドラマ『ペンディングトレイン』4話で謎の少年を演じる小谷興会【3点】
小谷は京都府出身の12歳。2022年11月、歴史ある第9回「東宝シンデレラ」オーディションと同時に開催され話題となった、男性を対象とした「TOHO NEW FACE」オーディションにてグランプリを受賞。『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』が、ドラマ初出演であり俳優デビューとなる。
――出演が決まったときの状況や心境、家族の反応は?
小谷 最初は、演技の経験がないのでしっかりと演じられるのかと不安もありました。ただ、僕にこの役をいただけたという事は、「きっと僕だからできる役なんだ。大丈夫!」と思うようになると同時に、たくさんの人に観てもらえるチャンスなんだと考えるようになりました。お話をいただけたことについて、家族に話すととても喜んでくれました。家を出る際には「先輩の演技をしっかり学んできてね」と言って送り出してくれました。
――初めての撮影現場の感想は?
小谷 ワンシーンを撮影するのに、何十人もの方がサポートしてくださっていることを知り、びっくりしました。そんなありがたい環境で撮影していることを知ると、今まで以上に「皆さんに喜んでほしい」「役に立ちたい」「最高の作品を作りたい」という気持ちになりました。また、先輩方の演技を拝見して、台詞の間合いやテンポ、表情など、すごく細かいところにもこだわっていて、演技だと頭ではわかっていても、現実で起きていることのように感じました。僕も、細かいところまで意識し、本気が伝わる俳優になりたいです。
――役作りで心がけたこと、また実際に演技をした感想は?
小谷 荒廃した世界にワープした山の中での撮影だったので、自分が以前、山に行った時の経験を常に想像して、役を演じるよう心がけています。実際に、山の中や水場で動きながら台詞を言うので、自然な演技することが難しかったです。
――自身が演じるキャラクターについて
小谷 臆病で怖がりだけど、優しい子だと思います。また、今どんな状況なのかを感じ取ることに長けています。
――共演する先輩方とのエピソードについて
小谷 畑野紗枝役を演じている上白石萌歌さんは、同じ事務所の先輩で、僕がグランプリを獲得した「TOHO NEWFACE」オーディションの授賞式で初めてお会いしました。その時からとても綺麗で優しい方だなと思っていました。今回初めて共演する際に、とても緊張していたのですが、撮影の合間に萌歌さんから、小学校での出来事など質問形式でたくさん話しかけて下さいます。萌歌さんが優しく話しかけてくれたおかげで、撮影初日から良い状態で撮影に臨むことができました。
――作品の魅力は?
小谷 本作は、自分や周りの人の大切さを感じさせてくれる作品で、自分って何なんだろうと考えさせてくれるところが魅力です。台本を拝見しましたが、この先のストーリーがどうなるのか続きがとても気になります!
――視聴者へのメッセージ
小谷 過酷な状況に置かれた時、自分ならどうするのか、自然に考えさせられる作品です。他人も大切に思えるし、自分のことも大切に思えるので、ぜひたくさんの方に見ていただきたいです。
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