マンガ誌の表紙を席巻する美女軍団“ゼロイチファミリア”。その事務所の中でも、“平成最後の奇跡の原石”というキャッチフレーズとともに注目度が高まっているのが事務所の新星・十味(とーみ)だ。
その十味と彼女が事務所に入るきっかけとなったカリスマコスプレイヤー桃月なしこの対談をお送りする。もはや崇拝と言っても過言ではない十味の一方的な“憧れ”から始まった関係は現在どうなっているのか──。
──十味さんは、この世界に入る前から桃月さんの大ファンということですが、どこに惹かれたんですか?

十味 顔です(笑)。好き過ぎて普通にツイッターにリプを送ってました。

桃月 そうだったの? 今初めて知った(笑)。

十味 リプ返タイムみたいなのでリプを送って、「今回は返ってこなかった……」とか一喜一憂してました。返ってきたときは、心臓がドン! ってなりました。

──桃月さんから見て、十味さんの第一印象はいかがでしたか?

桃月 ヤバい人が来たな、です(笑)。私の記憶によると、初めましてのときから「なしこさ~ん!」って感じだったので、どう対応していいか分からなかったんです。どう接すればいいんだろうって。私は自分に対する好意を素直に受け取れないタイプなので、グイグイ来られると一線を引きがちなんですよ。

十味 これでも初対面のときは、しばらく様子見タイムがありました。
挨拶はできたんですけど、そこから写真は頼めなかったんです。無銭接触になるって思いましたから(笑)。

桃月 確かマネージャーさんが、「この子、なしこちゃんが好きらしいよ」って促してきたんだよね。

──初めてプライベートで遊んだときはどこに行ったんですか?

桃月 十味のお仕事が上手くいって、お祝いに馬肉を食べに行きました。

──そのときに、どんな話をしたか覚えていますか?

十味 私が一方的にお仕事についての相談をガッツリしていました。

──2人で遊びに行くことはあるんですか?

桃月 お互いに忙しいので、そこまで行けてないんですけど、リアル謎解きゲームは2回行きました。

──十味さんは、実際に桃月さんと接するようになって、どんな印象を持ちましたか?

十味 予想以上にしっかりしていて、すごく仕事に真剣だなと思いました。定期的にSNSのリプ返をしているし、ジムに定期的に通っているし、習い事もしているし、見えないところでの努力がすごいなと思います。

──桃月さんはどんな習い事をしているんですか?

桃月 英語、ウォーキング、ボイトレ、演技ですね。ちょっと前までは中国語も習っていました。

──桃月さんは十味さんと接するようになって、「ヤバい人」という第一印象から変化はありましたか?

桃月 すごく負けず嫌いな性格だなと思います。私もそうなので気持ちが理解できるんですよ。
正直な話、私は十味にもライバル心があって、どうして人気があるのか分析もしましたから。

──どういう分析ですか?

桃月 すごいスピードで雑誌の表紙を飾っていますけど、それってビジュアルだけじゃムリだと思うんです。見せ方が上手いし、ちゃんと自分のことを理解しているので、ファンも増えているんだろうなって思います。

──十味さんは桃月さんにライバル意識はあります?

十味 ないです! 今日の撮影も近くにいると直視できないんです。いまだに写真を見る度に「可愛い!」って1ファンに戻りますからね(笑)。
▽桃月なしこ(ももつき・なしこ)
1995年11月8日生まれ。愛知県出身。160センチ。B84・W60・H87。コスプレイヤーとして活動していた頃にゼロイチファミリアに所属、2018年にデビュー。マンガ誌や週刊誌などで数多くの表紙や巻頭を飾り、ファッション誌にも出演中。マンガ、ゲーム、アイドルなどに造詣が深い。
美容クリニックの看護師としても仕事をしている。

▽十味(とおみ)
1999年2月8日生まれ。長野県出身。149センチ。高校時代、ニコニコ動画の「踊ってみた」の投稿から話題となる。2018年6月にゼロイチファミリアに所属、その翌月に『ヤングジャンプ』でグラビアデビュー。瞬く間に幾つもの雑誌の表紙や巻頭を飾るまでにブレイク。「平成最後の奇跡の原石」がキャッチフレーズ。

(取材・文/猪口貴裕)
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