【写真】爽やかさただよう、香川愛生女流四段 撮りおろしカット【10点】
藤井聡太七冠の誕生、羽生善治九段の日本将棋連盟新会長就任、渋谷区に“観る将(観戦を主とした将棋ファン)の聖地”というコンセプトの施設「駒テラス西参道」が完成……と、2023年上半期だけを見ても将棋界に吹く追い風はすさまじく、「将棋ブーム」の勢いは増すばかり。
日々の対局の傍ら、YouTube活動、ゲーム雑誌で連載、コスプレ姿の披露と、幅広いジャンルを通じて将棋の魅力を伝える活動に尽力する香川愛生女流四段は、昨今の将棋界の潮流をどのように見ているのか?
「特にここ数年、将棋への関心がますます高まっているなと感じています。藤井聡太七冠の活躍が大きいですが、ニコニコ生放送や、ABEMAの将棋チャンネルなどで様々なコンテンツを発信し始めてくださったことで、それまで将棋界にいないとわからなかった世界を外に発信される機会が増えました。こうした様々な形で、将棋が多くの層の方にカジュアルに届いたのが、以前との違いだと思っております」
AI×将棋の可能性を提示した将棋ソフトとの対局「電王戦」、特別ルールを用いた団体戦「ABEMAトーナメント」の開催などの本格的なものもあれば、カラオケを歌いながら詰将棋を解く「詰将棋カラオケ」などの工夫に満ちた企画も含めて、この10年に渡って将棋ファン以外にリーチするキッカケが数多く生まれた。
「ネット・配信などの技術の発達により、昔なら届かなかったはずの方にも届くようになったのは嬉しく思います。やはり伝統文化ではありますから。長年守り続けてきた大事な要素は守り続けていくべきですし、それはファンの方も棋士の側も望んでいることです。ただ、同じこと“だけ”を継続していくことは、必ずしも『守り続けること』にならないなと個人的には思います。今の若い世代にも響くような試みにも挑戦することで伝統は新しい形で受け継がれていくと思いますし、ニコ生やABEMAが、現代に将棋を浸透させたいという想いを持って様々な試みをしてくださったからこそ、古くからの将棋ファンの方に受け入れられたんだと思います」
香川女流四段はニコニコ生放送での企画への積極的出演や、2019年4月にYouTubeチャンネル「女流棋士・香川愛生チャンネル」を開始するなど、次代に向けてより将棋の魅力を届けていこうと、長年取り組み続けている。現在のように「将棋に対し自分は何ができるか?」と強く想い始めたのは、20歳で女流王将のタイトルを獲得した時だった。
「タイトルを保持している間は、年齢やキャリアを飛び越え、女流棋士として上の序列にたつ立つわけです。
指導が上手い先輩、トークが上手い先輩がいる中、私なりに将棋界での役割を持つにはどうすればいいか?と、そこから考えるようになったんです」
ひらめいたのが将棋同様に幼少から親しんできたアニメ・ゲームを使ってのアプローチだった。「『将棋のプロでもこういう人がいるんだ』という興味の持ち方も、入り口としてはいいのかな?という想いがありました」と振り返る。まさにその想いは、大きな呼び水となっている。
現在、日本将棋連盟100周年に向けて開催されている全六期にも及ぶ「新・将棋会館建設プロジェクト」のクラウドファンディングで、話題を呼んだ第四期の「『名探偵コナン』×将棋」のコラボ企画は『名探偵コナン』への深い愛を持つ香川女流四段の提案が、一つの契機となったのだった。
「このプロジェクトをたくさんの方に知ってもらうためには、国民的規模で人気のIPとのコラボや、著名な方とのタイアップが良いアプローチになると思ったんです。そこで、作中に羽田秀吉という棋士のキャラクターが登場し、将棋ともご縁がある『名探偵コナン』と何かできれば、双方のファンも喜ぶのでは?と。何より私自身見てみたかったので、実現が決まった時はとても幸せでした。
この企画が始まる頃に単行本103巻が発売され、作中で大きな謎の一つとされてきた名棋士の羽田浩司が謎の失踪を遂げた事件の伏線が回収されるなど、タイミングが奇跡的に重なりました。このコラボレーションが、将棋界、『名探偵コナン』の双方の未来に少しでも役立てたら嬉しいですね」
香川女流四段の発信活動として、現在一番力を注いでいると言えるのは、先述したYouTubeチャンネルだろう。約4年以上の長きに渡り、様々な企画を通じて将棋の魅力を発信し続けている。激務の中、どのようなモチベーションで動画制作を続けているのか?
「動画制作は基本的に楽しいです。
確かに、対局との折り合いの付け方は難しい。動画は納得がいくまでいくらでも時間がかけられるので、あれもしたい、これもしたいと悩んでしまいます。けど、どこかで決断しなければ将棋も動画制作も、どちらも前に進めません。『今の私は何を必要とし、何が不要か?』を選択し続けることは将棋で長年学んできたことです。ある意味この動画制作も将棋で培った力が活きているのかも……と言うと格好つけすぎですかね(笑)。
将棋って精神力が大切な要素の一つなんですけど、満足のいく動画を完成させたときの達成感や自信が、対局に前向きな空気をもたらしてくれるんですよね。
約600本以上の動画の中で出色の出来だった動画は何か?という難しい質問を投げてみた。
「好きな動画はたくさんあります。たとえば、渡辺明名人(当時)にご出演いただいたときは、尊敬するタイトルホルダーにお時間をいただけて夢のようでした。ただ、自分一人で最高の動画を作れた、という実感はまだありません。まだまだ努力も工夫もできると信じています。
実はこの夏は100本の動画制作をするのが目標なんです。そこで、胸を張れる動画が作れたらいいなと。よかったら観ていただけたら嬉しいです」
(取材・文/田口俊輔)
▽香川愛生(かがわ・まなお)
1993年4月16日生まれ、東京都出身。日本将棋連盟所属の女流棋士。YouTubeチャンネルの登録者数は将棋界で最多となる20万人を誇る。
Twitter:@MNO_shogi

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