【写真】ドハマリする人急増中『あいの里』名場面集
「もともとはNetflix側から、若い人の恋愛番組がたくさんある中、中高年で恋愛番組ができないか、というアイディアを出されたんです。即座に『面白い作品が絶対にできます』って答えたんです。中高年になると、1人ひとりの恋愛観に多様性があるし、みんな人生を背負っている。今回の出演者たちも、みんながみんな恋を目指しているわけじゃない。
結婚を目標にしている人もいれば、パートナーを作りたいっていう人もいる。そのバリエーションを描くことができるし、彼らの人生にも、光を当てることができる。我々制作サイドからすると、出演者を中高年にすることは、ネタが増えることにもなるんです。あともう1つ、人は初めて見るものを、面白いと感じる本能がある。おじさんとおばさんの恋愛って見たことないじゃないですか。だから、中高年の恋愛番組は、本能に根ざしている部分があるな、と」
面白い番組を作れるという確信はあったものの、西山氏には懸念もあった。
「普通は録れないような音声が、たくさん録れるという確信はありました。実際、最初からセックスについて語る出演者がいましたが、これは、彼らの経験がなせる技なんですよ。セックスっていうものが結婚生活においてすごく大切で、そこのすれ違いで別れる人がものすごく多いってことを知っている。だから、まずはセックスについて確認します、と。そんな感じで音声は絶対に面白いんだけど、映像がどうなるのかという心配がありました。面白い番組は作れるけど、果たして世間の人たちに見てもらえるかどうかはわからないなっていうのが正直なところでした」
心配はまったくの杞憂だった。若者の恋愛のようなキラキラ感こそないものの、中高年たちが赤裸々に曝け出す生々しくリアルな姿が、多くの視聴者の心を掴むこととなり、6週にわたってNetflixの日本の週間TOP10入りをキープするという大ヒット。しかも番組中では、4組ものカップルが誕生するというめでたい展開も。この結果は西山氏も想定していなかったという。
「2組成立させることを目標にしていました。全18話の中に4回告白があって、2組振られて2組はカップルになって、というのがバランス的にはいいかな、と。だから予想が外れてビックリしました。
出演者の1人の中さんは、妻を死別で亡くしている。みな姉は告白の日の朝、死者の使いといわれるクロアゲハを目撃したことで、まだ中さんが亡くした妻のことを引きずっていることを思い、一旦は告白を断る。だが後日、みな姉のほうから再び連絡を取り合って、結ばれることになった。みな姉の行動が実を結んだ形となるが、『あいの里』では全編を通して女性側のアクティブさが目立ってもいた。
「実は、共同生活が始まって最初の二週間くらいは、恋愛が進まなかったんですよ。なぜなら家のリフォーム作業で、床をフローリングに張り替える作業に男性メンバー4人がハマっちゃって。特にたあ坊。でも女性陣たち、中でもトッちゃんなんかは、恋愛したいっていう気持ちをすごく強く持っていたから、たあ坊に一生懸命に話しかけるんですよね。恋はするものなのか、落ちるものなのかって考えた時に、以前の僕は、恋は落ちるものだと思っていたんです。
だけど、『あいのり』しかり、こういう番組をやるようになってからは、真逆に考えが変わりました。恋はするものって思ったほうが、圧倒的に高い可能性で恋をすることができる。
だからこそ、出演者たちを選ぶ際にも、真剣に恋がしたい、愛を見つけたいと強く望んでいることが、決定基準となったという。
「新しい番組なので、あまり広く募集を掛けることはできなかったんですけど、ツテを辿ったりして、出演したいという人を募りました。今回の出演者たちの半分くらいは事務所に所属してアルバイトをしたりして生計を立てているんですけど、タレントだろうが俳優だろうが、恋をしたい、愛を見つけたいって気持ちは同じじゃないですか。だからその思いが真剣であればいいと思って。真剣さがなくて、売名目的の人には、外れてもらいました」
日常から離れて、古民家で共同生活をするという仕掛けにも、出演者たちの恋愛をヒートアップさせる狙いがあったという。
「古民家での生活は、リフォームや農作業に励むスローライフを、思った以上にみんな楽しんでいました。ただ、携帯もないし、限られたメンバーしかいないって状況なので、毎日同じ人たちとしゃべり続けるしかないわけです。人間ってそういう環境にいると、一週間もすれば話のネタがなくなって、自己開示を始めるんです。例えば『実はわたし、幼い頃にお母さんが死んで』とか『実は少年院に入ってた』とか。この2つの例は今回の出演者たちの話ではないですけど、そういう普段しゃべらない話をすると、やっぱり恋愛って始まりやすい。古民家だからできた環境というのがあると思います」
時にややこしく、時に不器用で、時にいとおしい出演者たちの織り成す恋愛模様に、笑って涙し、10年後、20年後、果たして自分は誰かを愛しているのか、誰かに愛されているのかと我が身を振り返る――。
取材・文/大泉りか
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Netflixリアリティシリーズ「あいの里」独占配信中
【後編はこちら】『あいの里』Pが語るヒットの確信「恋愛リアリティーショーを作ったつもりはない」

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