【関連写真】『シャッフルアイランド』番組カット【5点】
『シャッフルアイランド』とは、南国リゾート2つの島を舞台に繰り広げられる8日間のラブバカンス。
最初はそれぞれの島(ブルーとピンク)に男子のみ、女子のみという振り分けとなっているが、名前の通り毎日シャッフルタイムでそれぞれの島のメンバーが入れ替わり、男女が出会っていくという仕組みだ。直接会うまで、男女は互いに写真での一部しか容姿がわからないため、ドキドキの初対面となる。
また、シャッフルの方法も様々。指名制や立候補もあれば、ゲームでの勝負、砂の中で貝を引いて色で決めるという独自の“くじ引き”もある。1対1でシャッフルされる場合もあれば、複数人で一気にシャッフルされることもあり、お目当ての異性や恋敵が急に現れるのがポイントだ。
そして、『シャッフルアイランド』最大のルールが、同じ島にいなければ告白できないというもの。そのため、互いに想い合っていても、最後の告白するタイミングで同じ島にいなければ、想いを伝えることはできない。さらに、互いに会いに行くためにシャッフルですれ違ってしまうこともあるので、視聴者はただの恋愛番組では味わえないような異なるドキドキを楽しむことができる。
見た目にも華やかであるのも大きな魅力のひとつ。シーズン4まで毎回南国が舞台となり、男女ともに全員が四六時中水着姿。男子は筋肉を見せつけ、女子はスタイルをアピールできる環境が十二分に整っており、画面は常に刺激的なものとなっている。
また、MCを務めるお笑い芸人・ニューヨークの屋敷裕政が公式SNSでも明かしていた通り「めちゃくちゃ見た目で恋愛する」のもポイントのひとつ。恋愛において中身やその他の点など外見以外も重要なことは言うまでもないが、こと『シャッフルアイランド』に関しては異なる。
最初から8日間という限られた時間であることに加え、男女14人のいわゆる“陽キャラ”が恋愛だけをしに来ているからか、それぞれ容姿の好みが大きなベースとしてあることが見て取れる。そして、“タイパ(タイムパフォーマンス)”を重視する若者らしく、脈がなさそうならすぐ次へ行くという恋愛観はアラサーである筆者にとっては新鮮で、興味深く映った。
最後に、シーズン1からテーマソングとして採用され続けているWANIMAの『曖昧』の素晴らしさにも触れたい。歌詞はもちろん、疾走感と真夏の暑さを示すようなテンポで、我々視聴者のワクワクを高めてくれる。今では、出だしの「曖昧じゃ奪えない」という歌詞を聴くだけで、『シャッフルアイランド』で繰り広げられた真夏を走り抜けるような恋愛が走馬灯のように目に浮かぶようになってしまった。
シャッフルという独自の仕組みに最初は混乱するかもしれないが、見始めるとこれほどシンプルな恋愛番組はないとさえ感じられる。何も考えずに見ても楽しむことができる作品となっており、一度試しに真夏の島の恋愛をのぞいてみてはいかがだろうか。
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