2023年9月から始まる秋アニメには、人気作品の続編やオリジナル作品など楽しみな作品が目白押し。なかでもオールドファンには聞きなれた作品のタイトルが並び、昔を懐かしむ声があがっている。
本記事では、思わず童心に帰ってしまいそうになる秋アニメ3作品を紹介する。

【画像】思わずあの頃を思い出す、懐かしいけど新しい秋アニメ

 最初の作品は、2023年11月9日よりNetflixにて世界独占配信されるアニメ『悪魔くん』。奇怪な依頼が舞い込む千年王国研究所の主・埋れ木一郎。彼は悪魔くんと称される1万年にひとりの天才少年。そんな悪魔くんが相棒・メフィスト3世と共に事件に立ち向かう物語だ。

『悪魔くん』の原作マンガは、1963年の刊行を皮切りに、『週刊少年マガジン』『週刊少年ジャンプ』『月刊コミックボンボン』と掲載誌を変えながら長きにわたって連載された。また1989年にはANB系にてTVアニメ化され、多くのファンを楽しませた。

 今回のアニメで描かれる悪魔くんは二代目。前作の主人公・埋れ木真吾やメフィスト2世も登場予定のため、昔懐かしい気持ちになるファンも多いだろう

 原作マンガの最初の刊行から60年を経たアニメ化にSNSでは「子供の頃大好きでした!また新作で放送されるなんて嬉しい限り」「メフィストの声、昔と同じでむっちゃ嬉しい」との声があがっている。なかにはNetflixの独占配信ということでアニメ『悪魔くん』を見たさにNetflixを契約しようとする強者までいるようだ。

 また1985年に悪魔VS天使シリーズが発売されたチョコレートを題材に、子供たちの間でブームになったアニメ『ビックリマン』も、令和版に姿を変えて2023年秋アニメに登場する。タイトルもアニメ『ビックリメン』と一文字だけ改変し、完全オリジナルストーリーとして放送される。
1987年にABC系でアニメ化された前作の『ビックリマン』とは全く異なる世界観に戸惑いを感じるファンもいるだろう。

 今回『ビックリメン』では、ビックリマンシールを巡る戦いがテーマになっている。価値の高いキラシールが出やすいといわれるコンビニ・エンジェルマートを舞台に、主人公の高校生・ヤマトを中心に懐かしい名前のキャラクターが登場する物語。

 設定が大きく変わってもSNS上では「今までビックリマンを心の支えに生きてきた甲斐がありました」「ビックリマンというコンテンツを真摯にリスペクトしつつも、新しい物語を展開する内容に感謝感激」という声が見られ、令和に再び『ビックリマン』が見られることに喜びの声があがっている。

 最後に紹介する作品は、2023年9月30日よりYTV・NTV系で放送されるアニメ『め組の大吾 救国のオレンジ』である。前作のマンガ『め組の大吾』は1995年から『週刊少年サンデー』で連載され、1999年にアニメ映画、2004年に実写テレビドラマにもなった人気作。2020年から『月刊少年マガジン』で連載開始されたマンガ『め組の大吾 救国のオレンジ』が本アニメの原作になっている。

 アニメ『め組の大吾 救国のオレンジ』の舞台は消防署。特別救助隊を目指す三人の若き消防官が、日本の危機に立ち向かう。主人公・十朱大吾は救助のためなら自分の命すら顧みない熱い心の持ち主。そんな大吾にライバル心を抱いているのが、救助者へのケアと冷静な現場判断能力に定評がある斧田駿だ。そして駿と高校の同級生でもあった中村雪は、過酷な状況でも持ち前の身体能力で救助に向き合う。


この三人を中心に描かれる物語にSNS上では「旧作と異なる新たな『大吾』達の活躍に期待」との声も少なくない。またマンガ『からくりサーカス』の作者・藤田和日郎先生も「子供達に観てもらいたい」と期待の声を寄せている。

 今回は、思わず童心に帰ってしまうような2023年注目の秋アニメを3作品紹介した。放送開始までまだ期間があるため、今のうちに前作を楽しむのもいいだろう。大人になってから見る子どものころの名作は、きっと新しい気づきを我々に運んでくれることだろう。

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