【写真】オーディションの1分間PR動画に出演した笠原桃奈
「練習生」と呼ばれる101人のオーディション参加者がトレーニングと様々なテストに取り組み、「国民プロデューサー」と呼ばれる視聴者の投票でデビューメンバーが決定する同オーディション番組。
「Nizi project」や「Girls planet 999」といったオーディション番組出身者や元K-POPアイドルなどが集まるなか、1分間PR動画の再生数が1位で最も注目を集めていると言えるメンバーが、笠原桃奈(かさはら ももな)だ。
ハロー!プロジェクトのアイドルグループ・アンジュルムの元メンバーである笠原桃奈は、2016年7月に12歳という若さでデビューし、5年間アンジュルムとして活躍してきた。しかし、2021年11月に卒業してから、その後の動向は一切知らされていなかった。
卒業発表時、
『私は新しい大きな夢のために、一度芸能界を離れ一人で進む決断をしました。
卒業後は夢を実現するために、海外に身を置き、改めて歌やダンスを学びます。
そこで視野を広げ、ステージの上での在り方を磨きたいと思っています。
無謀じゃないかと自分の中で葛藤しながら沢山考えた末、決めた事です。』
とブログで綴った笠原。
このブログの内容から、音沙汰のなかった2年間は海外で歌とダンスを学んでいたのだと推測できる。そして今回、日プ女子への参加を決めた。“有言実行”と言うように表舞台に戻ってきた笠原の姿を見て、喜んだファンも多い。
20歳~25歳くらいでグループを卒業するメンバーが多いハロー!プロジェクト。
「赤リップ事件」と言われている笠原にまつわるエピソードを紹介しよう。2018年、当時14歳だった笠原が、アンジュルムのお姉さんメンバーたちに憧れて赤リップを塗ったところ、一部のファンから「濃すぎる」と批判されてしまった。
しかし、それを聞いた当時のリーダー和田彩花(わだ あやか)がライブでの挨拶で「メンバーが周りの目を気にせず自分の好きなリップを使ったり、メイクをできれば良い。アイドルは良いとされる型がある訳ではないし、型にハマることが正しいわけでもない」とコメント。さらに他のメンバーも髪を緑に染めたり赤リップを塗ったりするなど、当時最年少だった笠原のことを全員でフォローをしていた、という出来事だ。
もちろんリーダーの和田や周りのメンバーも素敵だと思うエピソードなのだが、その後もめげずに自分のオシャレを貫いた笠原も素晴らしい。このエピソードがあってのことか分からないが、現在のアンジュルムはミュージックビデオやコンサートでも各々好きなリップをし、オシャレを楽しんでいる。
また、ハロープロジェクトでは卒業時、卒業メンバーはメンバーカラーのドレスを着用することが多いが、笠原はブラックのパンツスーツで登場した(ちなみに、笠原のメンバーカラーはホットピンクであった)。前髪はセンター分けにし、ストレートヘアを低い位置で一つにまとめ、“かわいいアイドル”像とはかけ離れたスタイリッシュでクールな姿を見せていた。
9月4日に投稿された1分間PRでは、『世界のテッペンを取るつもりです』とコメントしていた笠原。サバイバルオーディションでどんな試練が待ち受けているかは分からないが、きっと乗り越えられる、どんなことがあっても「世界のテッペンをとる」という夢に向かって進んでくれると思わせるのが笠原桃奈だ。
アンジュルム卒業後に鍛えてきた歌とダンスで、所属していた頃とはまた違うであろうパフォーマンスを見られるのも楽しみだ。
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