Niziuが10.30に韓国デビュー、熾烈なK-POPの世界でどこまで戦えるか

日本デビューから約3年、10月30日にNiziu（ニジュー）が韓国デビューをすることが発表された。【写真】韓国で注目を集める日本人、カズハ（LE SSERAFIM）、ツキ（Billlie）、ヒナ（LIGHTSUM）Niziuはソニーミュージックエンターテインメントと韓国の芸能プロダクションJYPエンターテインメントの合同オーディション・プロジェクト『Nizi project』発の9人組ガールズグループ。2020年12月に『Step and a step』でデビューを果たし、その後リリースしたシングル『Take a picture/Poppon’Shakin’』、1stアルバム『U』はオリコン週間ランキングやBillbord JAPANの総合チャートなどで1位を獲得。さらに、プレデビュー曲『Make you happy』、デビュー曲『Step and a step』のミュージックビデオ再生回数はともに1億回を突破するなど、デビューしてからの約3年でアーティストとしての地位を確立してきた。Niziuの韓国デビューが発表されたのは10月2日のこと。公式SNSとYoutubeにて韓国デビューシングル『Press Play』のトレーラー映像が公開されるとともに10月30日にデビューすることが告げられた。また、公式X（旧Twitter）には「#니쥬_PressPlay_한국데뷔（ニジュー_PressPlay_韓国デビュー）」というハッシュタグが添えられていた。『Press Play』のトレーラー映像は、ゲームの世界に入ったような少し奇妙な雰囲気の中で、メンバーたちが笑顔だけでなくさまざまな表情を見せており、今のK-POPグループにはないようなかわいさとユニークさを合わせたコンセプトとなっていた。近年の韓国では、2021年12月から2022年の間に『IVE』（アイヴ）『LE SSERAFIM』（ルセラフィム）『NewJeans』（ニュージーンズ）など、今現在K-POPを沸かせているグループがデビューしたばかり。また、BTSやTOMORROW X TOGETHER（トゥモローバイトゥギャザー）などが所属するHYBE LABELSからは6人組のガールズグループ『I’LL-IT』（アイリット）のデビューも控えている。一般的に、各芸能事務所の練習生として長い下積み期間を経てからデビューすることの多いK-POPアイドル。そのため、歌とダンスのレベルが高いことは当たり前で、その上で抜群のビジュアルやキャラクター性、歌の表現力などが必要となっている。そのような中、実力でいえばNiziuも引けを取らないだろう。デビューから3年間で培ってきた彼女たちのスキルやチームワークはなかなかのものだ。Niziuの日本最新曲『COCONUT』のDance Practice映像（カメラを正面に固定し、練習室で撮影したもの。細かいダンスやフォーメーションなど、パフォーマンスの全体を見られる）では、指先や足の角度まで揃った高いシンクロ率のパフォーマンスが披露されている。ライブでは生歌でパフォーマンスをしており、デビュー時から歌に定評のあったメンバーの歌声が素晴らしいのはもちろん、デビュー当時は酷評されることもあったアヤカの確かな成長も見受けられる。また、10月10日に配信されたKBS KpopのYouTube番組『リムジンサービス』では、メンバーのミイヒが透明感のある歌声を披露し、日本語だけでなく韓国語や英語でも賞賛のコメントが寄せられていた。メンバーそれぞれ個性があり、人気の偏りがほとんどないところもNiziuの強みであり、K-POPアイドルとして成功するためには必要な要素が揃っているといえる。デビューからの3年で培った高いパフォーマンス力とチームワーク、メンバーの個性と可愛らしさ、始めからレベルの高い韓国のアイドルにはない、成長を感じられる楽しさ。そこに数々のアイドルグループをプロデュースしてきたJYPエンターテインメントのプロデュース力が組み合わさることで、K-POPの世界でも十分な人気を獲得してくれるはずだ。【あわせて読む】もはやK-POPでなくてはならない存在に、韓国で注目を集める日本人3人

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