【写真】吉本此那の撮りおろしカット【10点】
──先日、地元・石川県の学園祭に出演したそうですね。
吉本 そうなんです。通っていた高校の先生とかサッカー部の生徒とかも来てくれたので、知っている顔ばかりで緊張しました。「ここなー!」って声援を送ってくれたり、私の名前が書いてあるうちわを作ってくれたりもして。もちろん初めましての方もたくさんいらっしゃっていて、すごく楽しかったです。最後の方にはもう恥ずかしさもどこかへ飛んで行って(笑)。皆さんが盛り上げてくれたので、ありがたかったです。
──イベント終了後、友達とは会えましたか?
吉本 たまたま会えて、「久しぶり! よかったよ」って声をかけてくれました。私がアイドルになるなんて、想像もしていなかったみたいです。そんなキャラじゃなかったので。
──上京するとき、アイドルになると伝えなかったんですか?
吉本 そういう説明はしなかったです。
──この世界に入ったことを親御さんは喜んでくれていますか?
吉本 出演したテレビ番組とかは全部見てくれていますね。この前は「首が前に出てるよ」って座り方を注意されました(笑)。でもそういうのは親だけで、二人いる妹たちは何も言ってきません。私が上京するときも「そうなんだ」くらいで。
──上京から半年が経ちました。性格などに変化はありますか?
吉本 おしゃべりになりました。メンバーがたくさんいるから、いろんなことをしゃべるし、コミュニケーションが増えました。高校時代は仲のいい子一人とずっと一緒にいて、その子が風邪をひいたら私も休んでいるくらい狭いコミュニティだったので。
──そこまで徹底していたんですね。
吉本 それくらい一人になるのが嫌でした。他の子ともしゃべることはあったけど、行事のときにちょこっと話すくらいでした。今ではかなり心を開けるようになったと思います。
──この世界に入って、驚いたことはありますか?
吉本 テレビを見ていたときは広いなと思っていたスタジオがそうでもなかったこと(笑)。カメラに映るところにすごいセットが組まれていて、こういう仕組みになっているんだなってびっくりしましたね。
──冠番組『坂道の向こうには青空が広がっていた。』がスタートしましたが、MC・チョコレートプラネットさんの印象はどうですか?
吉本 すっごく面白いですし、優しくて接しやすいですね。ただ、番組収録にはまだ慣れないです。急に話を振られても何を話せばいいかわからなくて、言葉が出てこなくて……。学校でもそうだったんですけど、もっと頑張っていきます。
──番組では一人ずつ握手会のコントに挑戦するコーナーもありますよね。そのうち順番が回ってきますが大丈夫そうですか?
吉本 実は、それが今から恐怖で……。
──逆にこれからやってみたいお仕事はありますか?
吉本 お母さんとTGCを観に行ったことがあるんですけど、ランウェイを歩いてみたいです。ファッションが好きなので。9月に「Rakuten GirlsAward 2023 AUTUMN/WINTER」のオープニングアクトを務めたときも、裏でたくさんのモデルさんとすれ違ったんですけど……すごかったです。ステージ裏でもランウェイみたいな歩き方で、普段から歩き方や姿勢を意識しているんだろうなって。私も以前、ウォーキングのレッスンは受けたことがあるんですけど、まだまだ意識が足りていないので、とりあえず首を前に出さないところからチャレンジしています(笑)。
(取材・文/犬飼 華)