【写真】9頭身のプロポーションが話題に、松嶋えいみの撮り下ろしカット【9点】
高校卒業後、これといった目標もないままスロット専門店で働くフリーター生活を送っていた。無為な日々を4年ほど過ごしていたとき、知り合い経由でモデルの話が舞い込む。
「遠い先輩で直接的な関りがあったわけではないんですが、『芸能事務所をやるからモデルをやらない?』って社長に声をかけられて。漠然と芸能界に興味もあったので試しにやってみようかなと。
小学4年生のときにモーニング娘。の石川梨華ちゃんが好きで、『ハロー!プロジェクト・キッズ オーディション』を受けたこともあったんです。そのときは書類審査に受かって、オーディション会場まで行ったんですけど、すぐに落ちてしまいましたが」
事務所に所属していたモデルはギャル系が多かったので、自分もギャルモデルになるのかと思っていたが、所属して間もなくグラビアの打診を受ける。
「抵抗は一切なかったですね。正直、コンビニに並んでいる週刊誌とかに載っているのがグラビアかなぐらいの認識で、何をするかも分かってなかったんですよ。最初は水着撮影会のお仕事から始まったんですが、いきなり次がイメージDVDの撮影だったんです。
恥ずかしいとかはなかったんですけど、表情やポージングが難しくて。
それまでイメージDVDを観たことがなかったので戸惑ったんですけど、ぎこちないのも新人らしい味かなと。衣装も最初からTバックを穿いていたんですが、それも大丈夫でした。新人の子はグラビアならではの露出度の高い衣装に驚くなんて話も聞くので、ちょっと私は変わっていたのかもしれません(笑)」
幼稚園の頃から身長が高く、学生時代は常にクラスの身長順で後ろから3番以内にいた。3歳から12歳まで水泳を習い、選手コースで泳ぎを磨き、強化選手としてジュニアオリンピックに出たこともある一方で、小学6年生からシンクロも始め、中学3年生までデュエットとチームの両方を学んだことが、グラビアの仕事にも活かされた。
「身長は中学卒業の時点で165センチはあったと思います。ずっと水泳をやっていたので、自然と体型は逆三角形になっていました。僧帽筋や大胸筋を鍛えられたことで、顔が小さく見える効果もあったのかなと。
あとシンクロは歩き方と姿勢を厳しく教えられるので、グラビアを始めてからも姿勢を褒められることは多いですね。陸上部で中長距離走もやっていたので、十代の頃は常に体を動かしていました」
デビュー以来、年4作のペースでコンスタントにイメージDVDをリリース、セールスも好調で頭角を現していく。
「当時は海外撮影が当たり前で、プーケット、バリ、サイパン、グアムなどの南国に行くことが多くて。海外に行くだけでテンションが上がりますし、綺麗な海やヴィラで撮影するのも気分がいい。
グラビア以外にもイベントやテレビのバラエティーに出演するなど活躍の場を広げる中、2017年に転機が訪れる。K-1のラウンドガール「K-1Girls」の第3期メンバーに選ばれたのだ。
「せっかく芸能の世界にいるんだから、普段できないことは何でも経験したいと思って、事務所から何をやりたいか聞かれたときに、積極的に意見を言っていました。そのうちの一つがK-1Girlsでした。特別、格闘技に詳しいわけではなかったんですが、ちょうど2017年は新生K-1が流行りだした時期だったので、もっと表に出るチャンスに繋がるなと。自分のウリであるスタイルを生かせる仕事ですし、定期的に大会があるので露出が増えるかなと思ったんです」
K-1Girlsに就任したことで、ボディーメイクも大きく変化した。
「グラビアって引き締まっているよりも、ふんわりと女の子らしい体型がいいんだろうなと個人的に思っていたんです。でもラウンドガールになるとレースクイーンさんも入ってくるし、どうしても他の女の子と自分を比べてしまう。今までのままじゃいけないなと思って、パーソナルジムに通うようになりました。今も通っているところなんですが、そこから体作りを頑張るようになりましたね。
大会当日は、高いヒールを穿いて7,8時間立っぱなしなので体力勝負ですし、常にかっこよく見せられるように気も抜けないですから。あとK-1Girlsでは選手と一緒でラウンドガールにも一人ひとりキャッチコピーを付けてもらえるんですが、私は“ミラクル神ボディー”というキャッチコピーを付けていただきました。
K-1Girlsをきっかけにファンも増え、メディアに出る仕事も増えた。就任2年目にはキャプテンも務めた。
「K-1Girlsの期間は2年までと決まっていて、2年目も継続の子がキャプテンをやるんですけど、私は絶対にキャプテンをやりたかったんです。キャプテンになるとセンターに立てますからね(笑)。だから1年目からK-1の番組告知など、SNSの発信を誰よりも頑張って、K-1のジムにも通いました。ボクササイズ程度はやったことがあったけど、キックボクシングは未経験で。
もちろん選手の方々に比べたら練習量は全く違うんですけど、ミット打ちや練習試合もやって、良い経験になりましたし、少しですけど選手の方々の気持ちも分かって。そういう努力の甲斐あって、2018年はキャプテンを務めさせていただきました」
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