【写真】『RoOT / ルート』ではキャバクラ嬢役に寺本莉緒の撮り下ろしカット【7点】
――「ミスマガジン2018」ミスヤングマガジン獲得後、寺本さんは女優業に本格的に進出されます。Netflixでヒットしたドラマ『サンクチュアリ-聖域-』(2023)の七海役で注目を集めましたが、こちらはホステスの役でした。
寺本 七海は可愛い見た目をしながら、花音とは正反対の腹黒い女の子だったところが個人的にも面白く感じて、終盤までギアを上げて演じることができました。撮影は21年で、まだ未成年でしたから、実際にクラブに行ってホステスの仕事を研究しようと思ったのですが年齢制限でできなくて(笑)。作品も有り難いことにヒットして、若い時に素敵な方々と共演もできたので、出演してきたドラマの中でも特に思い出深いです。
――役作りで、そういった実際に経験してみることは重視しているんでしょうか。
寺本 『本職の人から違和感を持たれたらダメだな』と思っています。ですから演じる職業についてはしっかり調べますし、聞き込みもします。そうして『サンクチュアリ』『RoOT』と夜のお仕事の役もいただいてきましたので、キャバクラ嬢の役はこれからもどんどんお任せください!
――ほかにも俳優として、これだけは譲れないと思うものはありますか?
寺本 負けず嫌いで、根性があるところです。小学校でも騎馬戦が大の得意で、勝ちにこだわる子どもでした。
――可愛さだけでなく、芯の強さでも花音と寺本さんは似ているところがあると。
寺本 そうですね。実は撮影中に落ち込んでしまうことも多いのですが、これも負けず嫌いの裏返しだなと思っていて。目標が高くて監督からたくさんダメ出しをされればその分燃えますし、視聴者の方に酷評されるのも悔しいですから、事前の研究も欠かさなくなりました。,
『RoOT』では事件の鍵を握るアイドルの『ミステリーキッス』も登場しますが、彼女たちよりもキャピキャピしていて、女性キャラクターの中で一番キュートな自信があります(笑)。
――『ショジョ恋。』『サブスク彼女』など、現代の恋愛ドラマで着実に役柄を広げてきています。
寺本 『サブスク彼女』のなーちゃんはこれまたお色気で誘惑してしまう役でしたが、『ショジョ恋。』での小町莉央はサバサバとした女の子でした。今回はミステリードラマに初めて出演できて、玲奈と一緒に張り込みをしたりと探偵のような経験もできて、明るい恋愛ドラマのような「昼」も、ミステリアスな「夜」も似合う役者だと覚えてもらえたら嬉しいです。他にも、昨年久しぶりに出演できた舞台でのお仕事も続けたいですし…いろんな役に挑戦し続けます。
▽寺本莉緒 てらもと・りお
2001年11月5日生まれ、広島県出身。2018年『ミスマガジン2018』ミスヤングマガジンを獲得。以後グラビアやバラエティでも活動し、20年1月に1st写真集『CURIOSITY』を発売。23年はドラマ『サンクチュアリ-聖域-』『ショジョ恋。』『サブスク彼女』『最高の教師1年後、私は生徒に■された』などに出演。趣味は野球観戦。
【前編はこちらから】グラビアから女優に、寺本莉緒「広島での10代は『マセていた』」友人の成功に奮起して芸能界へ