公演は⼆本⽴ての構成で、第⼀部はお芝居『仁義なき戦い~彼⼥(おんな)たちの死闘篇~』。東映の実録路線映画の⾦字塔「仁義なき戦い」(1973 年公開 監督:深作欣⼆/脚本:笠原和夫)の舞台化に体当たりで挑む。
舞台の⾒どころのひとつが激しい殺陣やアクションシーン。主演を務める横⼭由依(AKB48)は、「舞台ならではのアクシデントももちろんありますが、⼤変なアクションシーンを乗り越える中で、メンバー感の絆も深まっています」と語る。
横⼭演じる主⼈公・広能昌三と、劇中で“兄弟の盃”を交わす若杉寛役をつとめるのは向井地美⾳(AKB48)。「48グループがひとつになって頑張れる機会をいただける事がすごく嬉しい。お芝居を通して48グループの魅⼒を伝えられるように全⼒で取り組みます!」と、こちらも気合⼗分。
来年1⽉に発売される SKE48のシングルにてセンターを務める事が発表されたばかりの須⽥亜⾹⾥(SKE48)も、「私が演じる役柄は、なかなか死なないしぶとさを持った役(笑)。アイドルを10年やってきて、やっとセンターに選んでもらえた⾃分と重なる部分がある」と役どころを語った。


男くささ全開の第⼀部から⼀転、第⼆部では『あんみつ姫プロデュース レヴュー48』を上演。福岡市天神に常設劇場を持ち、AKB48劇場の誕⽣のきっかけになったことでも知られるエンターテインメント集団「劇団 あんみつ姫」がプロデュースを⼿掛けるショーだ。
「セットが本当に豪華で壮⼤! 博多座ならではの舞台機構をフル活⽤して、本当にこの場所でしかできないステージになっていると思います」と、豊永阿紀(HKT48)が語るように、本格的な⼤階段などの舞台装置も登場し、「AKBフェスティバル」や、各グループの最新メドレーを披露した。
華やかなショータイムだけでなく、観客を巻き込んだコントやお遊びシーンを取り⼊れるのが“あんみつ姫”流。「客席に向かってこんなことしてもいいのかな…って思うシーンもあります」と⽥島芽瑠(HKT48)が懸念していると話すのは「波乗りかき氷」のナンバー。

横⼭・武藤・⽥島ら出演メンバーが曲名にちなみ、氷を削りながら花道を練り歩き、客席へ冷たい氷をサービスするというまさかのサプライズ演出も。「ファンの⽅がどういう反応をするのかが⼀番の楽しみ! 五感で楽しんでいただければ!」と⽣のステージならではの醍醐味を語った。
最後は、横⼭が「この舞台は、AKB48グループの魅⼒が詰まっている作品。観ていただいた⽅には、何かパワーを受け取ってもらえたら嬉しいですし、もし⾒逃した⽅がいたら後悔してもらえるような、そんないい作品を作り上げたい。ぜひ博多座に遊びに来てください!」とPRした。公演は11⽉24⽇(⽇)まで上演。11⽉16⽇(⼟)からの後半⽇程では、岡⽥奈々(AKB48/STU48)が主演を務めるバージョンが上演される。
