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西村奏(石原さとみ)は大学時代の恋人・野木真樹(亀梨和也)に約束した通り、東京地検特捜部の主任検事だった父・辻英介(佐々木蔵之介)と、真樹の父で弁護士の野木浩一郎(仲村トオル)が関わっていた、20年前の環境エネルギー汚職事件について調べ続けていた。しかし、当時の関係者は一様に口が重く、早々に行き詰まってしまう。そんな中、横浜地検中央支部の支部長・大畑節子(高畑淳子)から、特捜部時代の英介の部下・新里龍一(杉本哲太)を紹介される。
奏が新里に話を聞くと、新里は事件の後、検事を辞めたと言う。環境エネルギー汚職事件について何も話せることはないと言う新里だったが、たった一つだけ奏に進言する。それは「辻さんは死をもって真実を封じ込めた」というものだった。
新里の言葉を反芻し、思い立った奏は長野の実家に向かう。突然の帰郷に驚く母・西村悠子(石田ひかり)を横目に、再び英介の遺品を探り始める。すると断片的に、中学時代に見た書斎にこもる父の姿を思い出した奏は、ついに重要な遺品を発見。英介が死に至るきっかけとなった、環境エネルギー汚職事件に隠されていた衝撃の真実を知る。
横浜に戻った奏は真樹を自宅に呼び出し、真実に辿り着いたことを告げる。英介の遺品であるボイスレコーダーを再生する奏。
今回の放送では、環境エネルギー汚職事件の衝撃の真実が明らかになった。あらゆる関係者たちが共謀し、英介を陥れたのだ。環境エネルギー汚職事件の容疑者は政治家だった。検察は政治家を逮捕した以上、なんとしても起訴しなければならない状況だったのだろう。不起訴になってしまうと、マスコミや世間からバッシングを受ける。それを避けるため、検察は証拠を捏造したのである。
検察は真面目で信念を持って働いていた英介に全ての責任を押し付け、浩一郎は自分の実績のためにかつて同僚だった英介を陥れた。部下の新里ですら英介を助けず、本当に胸糞が悪い事件だと筆者は思う。なぜ英介は自ら命を絶たなければならなかったのか。
また、事件の真実を伝えるためとはいえ、奏は真樹を家に呼ぶべきではなかったと思う。
次回の放送では、真樹が実家を放火したことを自白する。なぜ真樹は犯行に及んだのか。そして真樹と父・浩一郎、2人の間に何が起こったのか。5月14日(火)に放送される第6話を楽しみに待とう。
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