「井上咲楽のひと口コラム」あいがけカレーを食べながら考えた“私のやるべきこと” (2024年7月15日)

眉毛カットで話題を呼ぶ多趣味美女・井上咲楽が毎月カレー店に足を選び、“ひと口”切り取るコラム連載。第2回のテーマは「新しい髪型とカレー」。美容院にいってさっぱりした彼女が、カレーを食べながら考えたこととは……。【関連写真】モードな雰囲気でウエディングドレスを着こなす井上咲楽美容院へ行くと、ほんの少し変わっただけでまるで違う自分になったようで、帰るのがもったいない気がしてしまう。この日も表参道にある美容院の帰り、なんとなくソワソワしながら歩いていると「東急プラザ原宿 ハラカド」がある交差点へ出た。4月にオープンしたばかりで連日大盛況だったのもあり、まだ行ったことのない施設だ。出演したバラエティ番組で「行ったことありますか？」と話を振られたものの、行ったことがなくて話題を広げられずに後悔したことを思い出し、思い切って足を踏み入れてみた。どのフロアもシャレ散らかしている。見たことのあるブランドもとんでもなくしゃれた装いになっていて驚いた。6階のフードフロアはフードコート形式になっていて、緑がとても綺麗な解放感がある空間だった。ひと通り歩いていると「beeteat」という店主自ら狩猟した食材を使ったカレーやジビエのコースが有名なお店を発見した。ここにもあるんだ、と驚きながら入店し、迷いながらも「牛もつカレー」と「エビのカレー」のあいがけを注文。エビは頭だけかと思いきや、1匹まるまる豪快に入っていた。一口噛むと、エビの濃厚なスープがぶしゃーと飛び出る。カレーのスパイスと混じってまるでエビのスープカレーのようだ。牛もつカレーはまろやかな牛もつの甘みがしっかりあってご飯がすすむ。添えられていたパクチーとの相性も抜群だった。カレーを食べすすめながら、ふと席から窓の景色を見ると、原宿と表参道の交差点を行き合う人たちが見える。大きな電子広告にはスターがかっこいい広告を背負ってたくさん出ていた。思わずスプーンが止まる。比べて自分は……とすぐにマイナス思考に陥っていくのだ。何秒、何分経ったのかはわからないが、パチン！とシャボン玉が弾けるように現実に戻ってきた。まずは目の前のカレーを集中して食べることが私のいまやるべきことだろう。そう思ってガツガツ食べた。次にやるべきことは、なんだろうか？ そう思うけれど、やるべきことなど実はないのかもしれない。でも、やりたいことならある。beeteat本店にいってジビエを食べることだ。気持ちも新たに、お腹いっぱい、カレー臭くなった新しい髪型で帰宅した。【あわせて読む】井上咲楽、2年前の破局でオズワルド・畠中に“キレそうだったこと”を告白