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本作の主人公は紫式部〈吉高由里子〉、平安時代に千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を書き上げた女性。
倉沢演じる藤原妍子(きよこ)は、藤原道長の娘たちの中でも特に美しく、また妍子に仕える女房たちの衣装が贅沢すぎることから、実際に兄の頼通が叱責したとの逸話もあり、身内の眉を潜めさせる存在で、やや派手好きな性格。
東宮・居貞親王(のちの三条天皇)の妃となるが、東宮がはるかに年長であることに不満を抱いてゆく、重要な役どころ。妍子の存在が、道長やまひろ(紫式部)をはじめとする登場人物たちにどう影響を与えていくのか?今後の展開に注目だ。
▼倉沢杏菜コメント
――藤原妍子(きよこ)の印象と、演じることへの意気込み
倉沢 私が演じさせていただく藤原妍子は、派手好きで自由奔放な人物です。強く楽しく生きていそうですが、実は凄く孤独感や満たされない気持ちを抱えながら生きている方だと思いました。父である藤原道長が藤原家を繁栄させていった、いわゆる藤原家全盛期の最中で、その裏の苦悩を体現したような人物だと思います。孤独を感じたりそれを何かで埋めようとしたりする人間味溢れる姿が、人の心はいつの時代も変わらないのだなと気づかせてくれます。
――大河ドラマの印象について
倉沢 大河ドラマは、私の曾祖母と祖母が大好きでずっと一緒に見ていたので、そんな大河ドラマにまさか自分が出演させて頂けるということが信じられません。凄く嬉しいですし、身が引き締まる思いです。そして「光る君へ」は個人的にも凄く楽しく拝見していたのでその世界へ入れることが光栄です。
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