【写真】「ナチュラルな美しさを意識」鈴原希実1st写真集、掲載カット【9点】
――写真集おめでとうございます。タイトル『届け』にはどんなコンセプトを込めたのでしょうか。
鈴原 今の私が表現したいことをストレートに伝えたくて『届け』になりました。声優のほかにもライブ、ウェブの連載やこの写真集など、いろんな活動で私の好きなこと、こだわっていることを届けられている今が大好きなんです。背伸びしない、等身大の自分の姿をベースに、ちょっと大人っぽいショットも混ぜています。
――以前から、雑誌のグラビアも経験されていました。
鈴原 最初は全然慣れなかったですね。だからどういう風にしていいのか分からなくて、撮られること自体に緊張していました。足の組み方や、自然な表情でいられるコツなどを教えていただいて、細かい所まで気を付けて臨めるようになりました。写真集を眺めるのが大好きだったので、慣れるともう、素敵に見える表情や角度とか、自分で研究していきました。
――アイドルや声優さんの写真集が憧れだったそうですが、何かきっかけは?
鈴原 小学校低学年の時に『笑っていいとも!』に出ていらした渡辺麻友さんです。
――撮影はシンガポールで行いました。
鈴原 期待以上でした! 何もかも綺麗な街で、道にもゴミ一つ落ちてないんですね。そしてカラフルなのにパステルカラーな建物が多くて、虹みたいというか、淡いキラキラ感を街に感じて。私が撮りたい写真のイメージにぴったりでした。衣装もどれもキュートなんですが、背景の色も綺麗で注目してほしいです。日本の街では、なかなか見られない色彩美を感じました。
――シンガポールの思い出は?
鈴原 昔、小説で読んで見に行きたいと思っていたマーライオンに会えました! 思ったより小さかったことにもびっくりしましたが、その時の表情も撮っていただけました。初めて会えた喜びが顔に出ているショットです(笑)。
――シンガポールとアイドルといえば、乃木坂46の『チートデイ』のMVのロケ地でした。
鈴原 乃木坂46さんのMVは見てました! だからシンガポールに着いてから、街中で『MVと同じ場所だ!』って、同じ景色を見られたこともうれしかったです。
――写真集らしく、王道の制服のショットもあります。
鈴原 リボンとセーラー服で合わせて2着も制服を着させていただいて、特にセーラー服は学生時代、着られなかったので憧れでした。他にも海辺を歩くショットだったり、正統派のグラビアを追求した写真をたくさん載せました。
――制作にあたって、身体作りなどはしましたか。
鈴原 普段よりちょっと走る量を増やしたり、筋トレの回数を増やしたりしましたが、気合を入れてボディメイク!というほどではなく、日常でできる範囲ででした。私はすぐ痩せてしまいがちなので、やりすぎるとゲッソリしてしまいそうで。スタイルだけにこだわらないで、ナチュラルな美しさがページからにじみ出るものになりました。
――もし、2nd写真集を作るなら、どんなコンセプトで作りたいですか?
鈴原 今回よりも大人っぽい雰囲気を出したいですね。たとえば今回、夕暮れ時に港をバックに撮った時のキリっとした表情は、今までの私と違うムードを出せたかなと思います。次は衣装もシックな色合いのものを増やしつつ、素の私はやっぱりふにゃふにゃしているので(笑)、そんなふんわりした面も長所として、なくさないでいたいです。1作目からありがたいことに海外で撮ることができたので、次は故郷の宮崎でも撮りたいですし、沖縄に北海道…国内も海外も行きたい場所がいっぱいです(笑)。
【後編はこちらから】声優・鈴原希実「『ラブライブ!シリーズ』と桜小路きな子に出会えた嬉しさがずっとモチベーション」