【写真】タイでゾウに乗る中島ハルコ(大地真央)、ほか第6話場面カット【11点】
今作は、大地真央が演じる、名古屋育ちで人生の酸いも甘いも噛み締めた美と愛のスーパードクター中島ハルコがどえりゃ~毒舌で庶民の悩みをばっさばっさと斬り倒していく痛快エンターテインメント。シリーズ第3弾となる今回は、日本だけではなくタイ・カンボジア・台湾でも放送される。
8日放送・第6話の撮影日は、昨年11月。タイの伝統的な祭り「ロイクラトーン」が開催される日に行われた。ロイクラトーンは毎年11月の満月の夜に行われ、「ロイ」は「流す」、「クラトーン」は「蓮の形をした灯籠」を意味する。人々は川や池にクラトーンを流し、水の女神に感謝しつつ、過去の過ちを清めて願いを込めるというもの。そのフォトジェニックで幻想的な光景から、タイの祭りの中でも最も美しい祭りのひとつとして知られている。
そんなお祭りムードの中撮影されたのは、第6話で国際結婚カップル(夫=日本人、妻=タイ人)とハルコがタイでのビジネスについて話すシーン。日本とタイの考え方や文化の違いなどが原因で、夫婦仲は最悪の2人だったが、“水の女神”ではなく、美と愛のスーパードクター・ハルコという女神”が、そんな夫婦を痛快にぶった斬っていく。
またこの日はタイのテレビ局による出演者への取材も行われた。タイのテレビ局はハルコ演じる大地に「タイ撮影の空き時間に行きたいところは?」と質問。大地はまず「海が好き」と前置きして、「今回のタイでの撮影休暇にサムイ島へ行く予定でしたが、それが叶わなかったことを残念に思っています」と話した。
続いてタイの印象について聞かれると「みなさん、とても優しい方が多く、タイ料理もとても美味しいです。GEEさんが差し入れてくれたボートヌードルが特に美味しかったです」と伝えた。その後、発音や読み方を何度も練習したというタイ語で、タイの視聴者に向けてメッセージを送った。
取材終わりにタイのテレビ局スタッフに大地の印象を尋ねると、全員が口を揃えて「“とても”綺麗」と“とても”を強調して話し、また「タイ語がとても上手で、長いタイ語の文章まで話してくれた」と驚きの声が上がった。タイでも非の打ち所がない大地、そして最高のオバハン中島ハルコはタイでもさらにパワーアップしている。
▼大地真央 インタビュー
──タイでの撮影は現地スタッフと日本人スタッフが協力して撮影されたと思いますが、撮影方法など、タイと日本で違いはありましたか。
大地 撮影方法は、そんなに違いは感じませんでしたが、日本にくらべて時間がきっちりしているというのは感じました。ランチの時間やディナーの時間が何時間おきと決まっていたり、お弁当ではなく必ずケータリングだったり。でも今回の撮影時は、結構融通を利かせてくださっていたと思います。
──タイで苦労したことはありますか?
大地 渋滞がすごい!普通に行けば30分のところ、1時間半くらいかかってしまう。タイの渋滞はちょっとすごかったですね。まだ明るいうちに終わっても帰ってきたらもう真っ暗みたいな。
──言葉という面での苦労はありませんでしたか?
大地 自分がタイ語をペラペラ話せたらいいのにと思いましたが、壁というのは感じませんでした。ハルコさんはタイ語をわかっている設定ですが、撮影の際に不思議と私も相手の方の長台詞に自然にパッと返せたり、自分でもびっくりしたことがありましたね。本当に心が通じ合えたという瞬間ですよね。通訳の方がいらっしゃいましたが、なかなか日本でいう微妙なニュアンスがどういうふうに伝わるのか、というのは手探りだったみたいです。でも結果としては、とても通じ合えたという感じがしました。
──タイでの撮影で最も印象に残っていることを教えてください。
大地 私はやはりゾウに乗ったことと、船での撮影を終えて帰る時に見たチャオプラヤー川の素晴らしい夜景が印象的でした。それと撮影がお休みの日に偶然、まりかちゃんに会ったというのも印象に残っていますね。私はたまたまタイに住んでいる知り合いと一緒に有名なホテルを訪れたのですが、1人で座っている女の子がいるなぁ、日本人かなと思っていたら、まさかのまりかちゃん(笑)!タイにはたくさんの観光名所があるのに、その時間に、その場所で、偶然会うなんてやっぱり縁があるねと手を取り合って喜びました(笑)。
──シリーズ第3弾となりますが、改めてハルコ役を演じるにあたり気をつけているところや新たに挑戦したことがあれば教えてください。
大地 ハルコさんはとにかくなんでもできちゃう、なんでもやっちゃうスーパーウーマン。
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