バカリズムが脚本を務めたTVドラマ『ホットスポット』(日本テレビ系)の第7話が、2月23日に放送された。(これまでの放送回のネタバレを含みます)

【画像】運命の最終章、『ホットスポット』第8話は今夜放送

今回のエピソードでは、トークバラエティ番組『月曜から夜ふかし』のテレビディレクター岸本(池松壮亮)が再び登場。
以前富士浅田市を取材したとき、何やら超人的能力を持っているっぽい“メガネをかけた謎の男性”の目撃証言が続出したことを受け、その正体を暴くべく再度この町にやってきたのだ。

すると、乗車したタクシーの運転手(谷川昭一朗)から…この運転手は、岸本たちがこの町に来るたびに毎回登場するのだが…「100キロはあろうかという巨漢の泥酔男性を、メガネをかけたホテルの従業員がひょいと持ち上げた」という話を聞かされる。しかもその従業員は、以前間違えて「SOS」表示を出していたとき、猛烈ダッシュで追いかけてきた人と同一人物だというのだ。

運転手は、その様子をドライブレコーダーに残していた。岸本はその映像を見て、その正体が高橋さん(角田晃広)であることを知る。宇宙人であることがバレてしまう大ピンチ!!…と思ったら、車に轢かれそうになった岸本を高橋さんが救出し、「私はあなたの命を救ったんだから、あなたも私の生活の邪魔をしないでください」と沈黙を強要。

おまけに、「ちなみに私の力はこんなもんじゃないですから。モノに触れずに動かすこともできますし、自然を操ることもできます。あなたも長生きしたいなら、これ以上詮索しないこと」と、そこそこのウソをついて脅迫する。結局岸本はこれ以上の追加取材を諦めるのだが、今後彼の出番は本当にないのだろうか?終盤にかけての注目ポイントになりそうだ。

だが今回のエピソードで最も衝撃的だったのは、レイクホテル 浅ノ湖の長期滞在客・村上さん(小日向文世)の正体が、未来人だったことだろう。ドラマの序盤から怪しいオーラを放っていたが、まさか宇宙人ではなく未来人だったとは。
しかも彼は、清美(市川実日子)に「近い将来ホテルが無くなってしまう」ことを打ち明ける。

「このホテルが好きだから長期滞在している」と語る村上さんは、レイクホテルの危機を救うために未来からやってきたのだろうか?そういえば今回のエピソードでは、大学受験のために宿泊していた少年(萩原護)が無事合格を果たし、お礼も兼ねて家族と一緒に再びホテルにやってくる様子が描かれていた。彼の名前は上村貴博。そして、村上さんのフルネームは村上博貴。姓名が全て同じ漢字だ。つまりこの二人は同一人物という可能性が高い。

受験票を忘れてしまったピンチを助けてくれたのは、高橋さんだった(第4話)。そして高橋さんは、特別な効能があるレイクホテルの温泉に浸からないと体調が悪化してしまう。そのことを知った村上さんが、恩人の高橋さんを救うために、未来からやってきた…というのが、考えられる筋書きではないだろうか。

思えば、前回のエピソードでは、ホテルのオーナーが姿を見せそうで姿を見せないという一幕があった。おそらく次回以降、オーナーがいよいよその姿を見せて、未来人・村上さん、宇宙人・高橋さんと対峙するはず。いよいよ波乱の予感がしてきた。


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