Z世代から注目を浴びる芸能事務所「seju」に所属し、俳優そしてグラビアでも活躍する大熊杏優が、2月28日に待望のファースト写真集『私らしく。』(秋田書店)を発売する。
インタビュー後編では彼女のパーソナルな部分に迫る。芸能界入りのきっかけから、グラビア挑戦の裏側、そして“おばあちゃんへの深すぎる愛”まで明かしてくれた。

【別カット5点】ファースト写真集『私らしく。』が大好評の大熊杏優の撮りおろしカット

――この記事では大熊さんのパーソナルな部分について聞こうと思うんですけど、そもそも芸能界入りのきっかけは?

お姉ちゃんが大熊杏実というんですが、今は辞めてしまったんですがもともと女優をやっていて、それがきっかけで最初の事務所に所属しました。そこから、女優の杉咲花さんのドラマ『夜行観覧車』と映画『湯を沸かすほどの熱い愛』でのお芝居を観てすごく感動して。「映画ってすごくパワーをもらえるし、私もお芝居を通して誰かにパワーを与えたり、誰かのきっかけとなれる存在になりたい」と女優になりたいと思いました。今の事務所の「seju」には19歳の頃に入りました。

――グラビアを始めたのも「seju」に入ってからですね。

そうですね。グラビアはもともと興味があって、女の子の写真集を見るのが大好きだったんです。頓知気さきなちゃんの写真集を買って見ていて「私もグラビアをやってみたい」と思ってたので、最初にグラビアのお話をいただいたときは嬉しかったですし、前向きにやりたいって思いました。

――グラビアデビューは2022年3月の『週刊プレイボーイ』でした。
実際にやってみてどうでしたか。

楽しかったです。自分でも「こんな表情するんだ」とか「こういう表現の仕方、私できたんだ」と自分が知らない自分を知ることができるので。あと色んな方にかわいくしていただけるので、それが自信にもなります。今後もグラビアはやっていきたいなって思ってます。

ーービキニなど水着を着ることには抵抗はありましたか。

撮影は緊張したんですけど、水着には抵抗はなくって。それよりも前髪を上げて撮影する時の方が抵抗はありました。前髪を上げて、おでこを出すと赤ちゃんみたいになっちゃうんですよね。それが嫌すぎて(笑)。水着よりもそっちの方が恥ずかしかったです。

ーー大熊さんのインタビューやSNSを見ているとたびたび「おばあちゃん」が出てきます。
好きな食べ物にも「おばあちゃんのご飯」と書いていますし、おばあちゃんっ子なんですか?

はい。おばあちゃん大好きなんです。実家とおばあちゃんの家が近所なんですが、おばあちゃんの家があまりに居心地がよくて、高1の頃はおばあちゃんの家にほぼ住んでました(笑)。

ーー大熊さんはおばあちゃんのどんなところが好きなんですか。

かわいいし、癒やされるし、私の悩みも聞いてくれるし、元気もらえるし、ご飯美味しいし…。おばあちゃんと一緒にいると幸せなんです。私のグラビアが載った雑誌やデジタル写真集も全部買って見てくれていて「あら、これ本当に杏優かい」って言ってくれてます(笑)。今度の写真集も買ってくれると思います。

ーー昨年末に発表された「Z総研2024年下半期トレンドランキング」の「流行ったコト・モノ」部門では「seju顔」が1位に入るなど、大熊さんの所属している「seju」が注目されています。その注目はひしひしと感じますか。

「seju顔」という言葉ができたこともびっくりだし、友達にも「『seju』って水色ってイメージだよね」とか言われます。ただ漠然としているし急に言葉だけが一人歩きしている感じもあって「私もseju顔なのかな?」とか思ったりします。


今はプレッシャーとかではないんですけど「seju」にいていい人材でいたいなとは思ってます。「『seju』っぽくないね」とは思われたくなくて。そうならないようにお芝居も、グラビアも頑張って仕事をいっぱい掴みたいです。

ーーちなみに事務所で仲のいい子とかいますか?

桑島海空ちゃんを最近誘いました。私、人見知りなんですよ。一回会ってもしばらく会わない期間があると、また“初めまして”の感覚に戻っちゃうんですよ。でも、そこは治したくて、勇気を出して海空ちゃんに「ご飯行こう」ってLINEしてみたら「行こう!」って返ってきました。

ーー小さいけれど大きな一歩ですね。最後に今後の目標を教えてください。

グラビアはまだまだやりたいですし、お芝居では映画やドラマでもっといろんな役を演じたいです。今までやっていない超明るい女の子とか、自分と正反対のキャラにも挑戦したくて。そこが一つの目標です。
あとは家族ものの作品をやりたいんですよ。おばあちゃんと子ども、おばあちゃんと孫みたいなほっこりした物語に出たいです。

ーーそこもおばあちゃんなんですね(笑)。プライベートで挑戦したいことはありますか。

コーヒーを好きになりたい! コーヒーが飲めるとかっこいいじゃないですか。22歳になったのでブラックコーヒー飲めるようになりたいとて思ってこの間、挑戦したんですけどやっぱり苦くて(笑)。でも「コーヒー? 好きですよ。ブラックで飲めますよ」って言えたらかっこいいじゃないですか。そう言えるようにブラックコーヒーを飲めるようになるのが目標です!

【前編はこちら】恋人感満載の初写真集『私らしく。』…大熊杏優、朝イチカットは「寝起きそのまま」の自分らしさいっぱい
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