中高を強豪バレー部で過ごし、春高バレーにも出場。その経験を活かした“バレーボール女子”動画がTikTokでバズり中の蒔埜ひな(まきのひな)。
「ミスオリエンタル2023」で8つの賞を受賞し、2024年7月に芸能界デビュー。最近はグラビアにも積極的に挑戦と注目を集める蒔埜に、芸能界を目指したきっかけやバレーボール部時代のエピソード、2025年の抱負など話を聞いた。

【写真】蒔埜ひな、デジタル写真集『あの日の反射光』より【3点】

芸能界デビューに加え、TikTokでの大バズりと「2024年は怒涛の1年だった」と振り返った蒔埜ひな。

「1年前を思うと、オーディションにすら参加できない状況だったので、毎日幸せを噛みしめています。2024年は『自分らしく自分を貫く』ということを目標にしていましたが、それもわりと達成できたのかなと。環境に流されず、自分のできることに向き合って、やりたいことに挑戦する。それがちゃんと実現できた1年だったと思います」

小学生からバレーボールを始め、春高バレーにも出場。TikTokでのバズりも「バレー部あるある」や迫力あるフライングレシーブ動画の投稿だ。

「TikTokは、みんなが集まるコミュニティーといった感覚で、最初はバズるとか全く考えていなかったんです。バレーボールの良さを知ってほしいなという想いで動画を投稿したら、それがたまたまバズりにつながって。フライングレシーブの動画が1100万再生回った時は本当にびっくりしました」

強豪バレー部に所属していたとあって学生時代は、文字通りバレー三昧だったそう。「後輩には、怖い存在だと思われていたんじゃないかな」と笑う。


「小学校2年生のときにバレーボールを始めて、4年生のときに『もっと勝ちたい』という気持ちで別のクラブチームに。中高ともにバレーボール推薦で進学したんですけど、高校のときは特に、怖い先輩だったと思いますね。やる気だけは人一倍あるタイプだったので。あと、コーチや監督に『厳しく接して』と言われるときもあったんですよね。でも、たしかに強いチームには、そういう雰囲気をピリッとさせる存在の選手がいることが多いので、それも必要かなと。でも、わいわいと楽しく盛り上がるときもあったので、メリハリをつけて怖い役をやっていたように思います」

そのときに培った経験は、芸能界デビューした今も大きな糧になっている。

「何ごとも準備しておけば、そのタイミングをもらえた人が先に進める、ということを顧問の先生によく言われていました。当時は、その意味があまり分からなかったけど、今はその言葉をすごく実感しています。タイミングは誰にでも訪れるけど、それを待っていてはダメだし、それがいつ来てもいいように準備しておかなきゃいけない。芸能界ってそういうことばかりなんですよね。この言葉を忘れずに毎日を過ごそうと心がけています」

高校卒業後はスポーツ関連ではなく、芸大の写真学科に進学。そして、芸能活動をスタートと、春高バレーに出場した強豪校のプレイヤーとしては、異色の道のように感じる。


「バレーボールを続けるという選択肢もありましたが、そこまで上手でもなかったし、実るのが遅いというか。みんなよりがんばらないと身につかないタイプだったので、切り替えて次のステージにいこうと決めました。もともとはキャビンアテンダントになりたかったんです。でも、自分がそのお仕事をしている姿が想像できなくて。そんなときに兄から勧められた『グレイテスト・ショーマン』を観て、演じるって素晴らしいなと感銘を受けてお芝居をやりたいと思うようになりました」

俳優を活動の軸にしつつ、レポーターなどバレーボールの楽しさを発信するような存在にもなりたいと意気込む蒔埜。今秋、新リーグが開幕とさらに注目度が上がっている日本のバレーボール界。気になっている選手は?

「高橋健太郎選手や小野寺太志選手。自分がミドルブロッカーだったので、ついつい目がいっちゃいますね。でも、引退してからはリベロの選手に目が向くようになりました。やっぱり上手い人はプレーもきれいなんですよね。試合を観ていると『すごい!』と思うと同時に、自分もやりたい!と、うずうずしちゃいます。バレーボールが好きという気持ちは今も変わらないので、皆さんと一緒にバレーボール界を盛り上げていきたいです」

最近はグラビアにも積極的に挑戦。
撮影の前には、ジムに通って自分を追い込んで筋トレに励んでいるという。

「グラビアを始めてから、さらに運動量が増えました。バレーボール部時代と鍛えるところが違うのもすごく楽しくて。そもそも運動するのが好きなんです。昔から散歩が大好きで、今も1日に20キロくらい歩いたりすることがあったりします(笑)。アクティブなので、カフェに行って時間を潰すくらいなら、散歩しようと思っちゃうんですよね。地元が高知なので、東京の街を歩くのも楽しいし、時間があるときはマップを見ずに『この道はどこにつながっているんだろう』と知らない道を行ってみたりすることもあります。散歩が気分転換になっているかもしれないですね」

2024年2月には、20歳の誕生日を迎えた蒔埜。最近大人になったと感じることは?と尋ねると「しいたけとチョコミントが食べられるようになりました!」と笑顔を見せた。

「チョコミントは、それまで食べず嫌いだったんですけど今年の夏、すごく暑かったから爽快感が欲しいと思って食べたら『めっちゃおいしい!』と感動しちゃって。今まで食べていなかったことを後悔しました。いろいろ食べ比べした結果、一番おいしかったのはセブン-イレブンのチョコミント。
セブンさんに称賛と感謝のコメントをメールや電話で送りたいくらいです。おいしい商品ありがとうございます!って(笑)」

TikTokのフォロワー10万人達成を記念して、2025年2月に初の誕生日イベントが開催。2025年は、より多くの場面で蒔埜の活躍が見られそうだ。

「今は、ホームシックになっている暇がないくらいお仕事に夢中です。芸能活動ができていることが何よりもうれしいし、お芝居のレッスンや自分の勉強などやることがたくさんありますから。ファンの方から『作品を観たよ』と言われたり、グラビアの反響をもらったり。それも大きなモチベーションになっています。2025年は俳優としてのお仕事はもちろんですけど、もっとたくさんの雑誌のグラビアにも出たいので、それが実現するように引き続きがんばります!」

取材/文・吉田光枝

春高バレー出場、"バレー女子"動画が1100万バズ!蒔埜ひな「グラビアを始めて運動量が増えました」
蒔埜ひな あの日の反射光 ENTAMEデジタルフォトブック出演者:蒔埜ひな販売元:徳間書店発売日:2025年3月31日¥1,320(税込)Amazonで見る

【あわせて読む】バレーボール日本代表・石川祐希の人気ぶりを、先輩女子アナが証言「在学中1度も見たことがない」
編集部おすすめ