【別カット5点】65thシングル『まさかの Confession』ジャケット写真
──まず、AKB48加入以前についてお伺いしていきたのですが、なぜアイドルになりたかったのか、そしてなぜ沢山あるグループの中からAKB48を受けたのかお聞かせください。
私は、AKB48加入前に演技のお仕事をしていました。舞台出演時に超ときめき▽宣伝部(▽は「ハート」が正式表記)さんと一緒にお仕事をする機会があって、アイドルさんのあまりのキラキラさに目を奪われてしまいました。元々私は人前で踊ったり表現することが好きだったので、そこからアイドルになろうと決心して当時お世話になっていた事務所を辞め、一般応募でアイドルオーディションを探しました。
そこで唯一受けたのが、AKB48のオーディションです。AKB48は小さい頃から『恋するフォーチュンクッキー』を体育祭で踊ったりしていて、自然と自分の身近にあったアイドルでした。それに「日本のアイドル=AKB48」というのが自分の中にあったので、迷わず応募しました。ただ、応募可能な年齢ギリギリだったので、すっごく不安で、受かるとは思っていませんでした。
──お芝居以外に経験されてきたことはありましたか。
バレエを3歳から中学2年生まで10年以上習っていました。高校ではダンス部に、大学ではダンスサークルに入って、ジャズダンスやヒップホップをやっていて、AKB48加入まで続けました。
──それはAKB48のダンスにどう繋がっていますか。
バレエのおかげで、軸をぶらさないという基本が身についているので、アイドルのダンスでも軸をしっかり持って踊れているかなと思います。また、バレエだと指先含め端から端まで伸ばすようにとよく教わるんですが、AKB48に入ってからも大きく踊ることが多いので、劇場公演でもファンの方に「どこにいても大きく動くから見つけられるんだよね」って言っていただけています。
ただ、AKB48は人数が多くフォーメーションが複雑で、ステージの端から端へ大移動があったり、ものすごいスピードで動いていくことがあるので、そこは今までに経験していなかったことで、難しいと感じますし、苦戦しています。
──次に、65thシングル『まさかのConfession』についてお伺いしたいのですが、サプライズで初選抜の発表があった際の心境をお聞かせください。
AKB48加入後、選抜は目指していましたが、このタイミングで選んでいただけるとは予想していなかったので、本当にビックリしました。心の準備も出来ていなくて、小さい頃からTVで見ていたAKB48の選抜に自分がいていいのか、最初はすごく怖かったです。でもその後、お友達や家族、ファンの皆さんから大きな反響をいただいて、周囲の方が支えてくれているから選ばれたのだし、その方々のためにも頑張りたいなと思いました。
──同じく初選抜の同期・花田藍衣さん、初センターの18期研究生・八木愛月さんとは、選抜発表後どんなお話をされましたか。
同期の藍衣ちゃんとは、その場でお互いに「おめでとう」を言い合って、「2人で支え合って一緒に頑張っていこうね!」と話しました。八木さんは発表後、先輩がいる中で研究生でのセンター抜擢ということもあり、すごく不安げにされていました。後日、私も初選抜で出来ることは少ないんですが、少しでも支えられたらと思い、「一緒に頑張りたいです」とお伝えしました。
──他にメンバーからかけられて印象に残っている言葉はありますか。
発表直後に、以前から憧れていた大盛真歩さんが「一緒に選ばれたね、頑張ろうね」と声をかけてくださいました。大盛さんと同じ曲で選抜に入れたこと、温かく迎え入れてくださったことがすごく嬉しくて、強く印象に残っています!
──今回の65th『まさかのConfession』について。どんな楽曲になっていますか。
歌詞が「なんで私が選ばれたんだろう?」という葛藤もありつつ、2番以降は前向きに進み出すストーリーで、私も共感出来る明るい青春ソングです。最近のAKB48のシングルって失恋ソングが多かったんですけど、今作は恋が成就していて、春の訪れを感じさせるような、AKB48ど真ん中の楽曲になっています!私はAKB48らしい曲が大好きなので、イントロを聞いた瞬間から好きになりました。
「選ばれたこと」を表現するため、頭の上から自分自身を引っこ抜いて、その瞬間にポーンって大の字に飛ぶ、八木さんが“野菜引っこ抜きポーズ”と名付けた振付けがあるんですが、それは喜びを表していると思うんです。そこは「誰よりも大きく笑顔で飛んでやるぞ」という気持ちでやっています!
──選抜としてMV撮影にも参加されています。どんな自覚が芽生えましたか。
最初は多くの先輩がいて、初選抜だったのでとても緊張していました。でも始まると、皆さんがセンターの八木さんを支えつつ、すごく楽しく“輪になって一つになろう”という雰囲気があって、そこに私も温かく迎えられたので嬉しかったです。最近はその輪に入れてもらうだけじゃなく、「AKB48のために私が出来ることは何だろう」と考えるようになりました。
『まさかのConfession』ミュージックビデオ
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