【写真】『推しの子』有馬かなのコスプレを披露、緑埜(みどりの)さんの撮り下ろしカット【7点】
イベントでは、最新アニメ作品の発表や豪華キャストによるトークショーが行われた「AJステージ」をはじめ、過去最多となる116社の企業ブースが出展。会場は終始熱気に包まれた。また、コスプレも「AnimeJapan」の大きな魅力のひとつ。最大規模で実施された「コスプレイヤーズワールド」では、屋内外に専用エリアが設置され、コスプレイヤーと一般参加者が自由に交流する姿が見られた。「ENTAME next」では、会場でひときわ注目を集めたコスプレイヤーに直撃インタビューを実施し、撮り下ろし撮影も行った。
今回お話を伺ったのは、漫画『【推しの子】』より有馬かなのコスプレをしていた緑埜(みどりの)さん。幼い頃からアニメやライトノベル作品が大好きだったという彼女は、通っていた高校に馴染めずに引きこもりだったのだとか。そんな彼女がコスプレを始めた理由、さらには今後目標にしていることなどを訊いてみた。
――コスプレ歴はどれくらいですか?
緑埜さん 始めたのは2023年夏頃なので、2年半くらいですね。
――コスプレを始めようと思ったキッカケは何だったんですか?
緑埜さん 友達に誘われたのがキッカケです。当時、私は引きこもりがちで、高校も辞めていた時期だったんです。友達と家で宅コスをしたのが始まりですね。
――なぜ学校に行かなくなってしまったのでしょう。
緑埜さん 私立の真面目な高校だったのでクラスの雰囲気に馴染めなかったり、勉強が大変だったりで、なんとなくしんどくなってしまって…。
――それで行けなくなってしまったと。
緑埜さん 高校は一旦辞めたんですけど、コスプレを始めてから外に出るようになったんです。暇を持て余していたし、アルバイトで貯めたお金もあったので、「友達となら……」と思って軽い気持ちでコスプレを始めました。それから「もう一度高校に行こう」と思い、通信制の学校に再入学して、今年の3月に卒業しました。
――コスプレが社会復帰のキッカケになったんですね。
緑埜さん そうですね。コスプレを通して、また外に出るようになりました。
――高校卒業後は何をするんですか?
緑埜さん 今は秋葉原の「アリスパーティー」というコンカフェで働いています。つい先週オープンしたばかりの綺麗で可愛いお店です。それとは別に飲食のアルバイトも始めたので、しばらくはお金を貯めようと思っています。
――お金を貯めて何かやりたいことがあるのでしょうか。
緑埜さん 大学に進学したいんです。1年遅れているので、2年くらい遅れてもいいかなと思っているのと、1人暮らしをするためのお金を自分で貯めようとも思っています。
――引きこもっていたとは思えないほどしっかりしていますね。
緑埜さん 本当ですか?(笑) でも、引きこもっていた時期もお金が必要だったので、月に1回派遣のアルバイトで椅子の整理や足場の運搬などをしていました。なんとなく外には出ていたので、多分人が好きなんだと思います。
――「AnimeJapan」の感想はいかがですか?
緑埜さん 「コミケ」以外の大きなイベントに来るのは初めてなので、すごく楽しいです。企業ブースがたくさんあって、力の入れようがすごいなと見ていてワクワクしますね。
――今日、有馬かなを選んだ理由を教えて下さい。
緑埜さん 友達の玲於ちゃん(@reo_cosplay)と併せで来る予定を立てていました。元々、有馬かなのコスプレが好きで何回かやっていたこともあり、『【推しの子】』が候補に上がったのが決め手です。
――では、コスプレのこだわりポイントはどこでしょう。
緑埜さん カラコンです。『【推しの子】』のキャラクターのようにキラキラしたものを探していてたどり着いた「エティア」のプリズムワンデーというカラコンを使っています。ちょっと高いんですけどね。
――コスプレするのにもお金がかかりますよね……。1ヶ月どれくらい使いますか?
緑埜さん 最近は卒業に向けて忙しかったので、あまりコスプレ出来ていなかったのですが、物によって衣装は1着1万円以上するので、一式買う時は4万円くらい使うこともあるかもしれません。イベントに行く月は交通費やなんだので、もっとかかることもあります。
――今後挑戦してみたいコスプレはありますか?
緑埜さん 『薬屋のひとりごと』をやってみたいです。あと、昔の作品も好きなんです。例えば『姫ちゃんのリボン』や『ダイの大冒険』!母親の実家にたくさん漫画があって、それをずっと読んでいたので、いつか挑戦したいですね。
――最後に今年の目標を教えてください。
緑埜さん ひとり暮らしと進学のためにお金を貯めることと、コスプレではフォロワー2万人を目指したいです。
――緑埜さんの良さがもっと多くの人に伝わるといいですね。
緑埜さん ありがとうございます。チャンスがあれば、もっと伸びるんじゃないかなと思っています(笑)。そのためにまずはSNSに写真を載せるなどして、見つけてもらえるように精一杯頑張りたいです!
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