今田美桜がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『あんぱん』(総合・月曜~土曜8時ほか)第5回が4日(金)に放送された。

【写真】第1週で“タイトル回収”、『あんぱん』第5回【5点】

今作は、“アンパンマン”を生み出したやなせたかしと暢の夫婦がモデル。
何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描く愛と勇気の物語だ。脚本は『花子とアン』『ドクターX』などを手掛けた中園ミホ、RADWIMPSの主題歌「賜物」が作品を彩る。

第5回、父・結太郎(加瀬亮)を亡くしたのぶ(永瀬ゆずな)は一粒も涙を流さず、何も話さなかった。そして15分間の放送のうち、9分30秒でようやく「お父ちゃん…」とポツリ。父の最後の姿を見た御免与駅に行くも、父の姿はなかった。

駅には、あの日偶然にも結太郎とのぶの“別れ”に居合わせていた嵩(木村優来)の姿も。絵を描くのが得意な嵩は、出発前に結太郎がのぶに帽子を預けた場面を描き、のぶに差し出す。のぶは「お父ちゃん…」と再び呟き、絵を抱きしめながらポロリと涙を流したのだった。

そして、朝田家の事情を知った“ヤムおじさん”こと屋村(阿部サダヲ)は、焼きたてのあんぱんを持って朝田家を訪れる。結太郎が亡くなってから何も口にしていなかった祖母・くら(浅田美代子)は、あんぱんを食べて「おいしい。結太郎にも食べさせちゃりたかったねえ」と目を潤ませる。

「ここ(心)がホカホカする」と、みんなであんぱんを食べながら、朝田家の面々は少しずつ生きる力を取り戻していく。
まさに『アンパンマン』のようなワンシーンに、見ているこちらもホカホカする締めくくりとなった。

SNSでは「1週目から泣けた~~」「まだ1週目なのに内容濃すぎるし、アンパンマンのルーツがたくさん散りばめられてて泣けるしわくわくするね」「思い出を刻む絵にもらい泣きして、あんぱんに感涙」「これがアンパンマンの原点になるのかな……。良かった」など、涙したとの声が多く寄せられていた。

次週、7日(月)からは第2週「フシアワヤさん今日(こんにち)は」が放送される。

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