【写真】キスを迫られる松井愛莉演じる苫田まき、ほか『子宮恋愛』カット【8点】
松井演じる主人公の苫田まきは29歳の会社員。
刺激的な作品タイトルに、オファーを受けた松井は「正直すごく悩みました」と心境を明かし、続けて「台本を読んでみたら、心情やしがらみが細かく描かれている人間ドラマだと感じました」とオファーを受ける決心をし、「まきは人の顔色をうかがって生きている女性。相手のちょっとした変化に気付く人物なので、そういった変化を見逃さないように演じました」と、撮影時に心がけた点を告白した。
松井は1996年生まれの28歳。中学生時代に芸能活動を開始し、2010年4月から12年3月まではアイドルグループ・さくら学院のメンバーとして活動。16歳の時には結婚情報誌『ゼクシィ』の6代目CMガールとして活動し、モデル、女優としての活動を広げていった。
同作は松井にとって初めてとなる、本格的な大人の恋愛ドラマ。メディアのインタビューに「自分の中では挑戦でした」と語る松井は、自分の気持ちを主張できずに相手に合わせてしまう主人公に、「昔の自分にそっくり」だと感じたという。
確かにアイドル時代の松井は、どちらかと言えば引っ込み思案で、「自分が自分が」と前に出てアピールするタイムではなく、ステージ上でもなかなか言いたいことが言えずにファンをハラハラさせていたタイプだった。
アイドル活動もどちらかと言えば周囲の方針でやらされている感が感じられていたが、20歳の頃に「この仕事をちゃんとやっていこう」と思えるようになり、楽になった感覚を覚えたようである。
今回の主演で「結婚観」が変わったとも語る松井にとって、まきという役どころは過去の自分ともう一度向き合う契機となるのだろうか。
松井が果たしてどんな演技をするのか。
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