【写真】今年2月に発売したグラビアDVDも話題に、平塚奈菜の撮り下ろしカット【8点】
――まずは改めて芸能界入りのきっかけから教えていただけます?
平塚 友人がミュージシャンを目指していて、自宅に『Audition』という雑誌が置いてあったんです。それを見ていたら「磯山さやかさんの妹分オーディション」を見つけて、友人が「胸あるし送ってみたら?」と言ってくれたので、写真を送ったら受かったんです。運がよかったですね。幼い頃からテレビっ子で、テレビに出ることへの憧れはありました。事務所に入ってからも楽しかったので、就職せずそのまま芸能界に進んだんです。
――2006年からは『王様のブランチ』のリポーターを務められています。当時、印象に残っている思い出はありますか?
平塚 ロケには女の子2人で行くんです。山の景観をレポートしながら歩いていたら、バンジージャンプがあって、スタッフさんが突然「やります」と。相方の女の子はすごく怖がりで泣き出しちゃったので、私が飛ぶことになったんです。それから、その勇気を評価してくれたのか、体を張るロケに呼んでくれるようになりました。
――当時『王様のブランチ』に出演しながらグラビアも始められたんですか?
平塚 いえ、リポーターのときグラビアの仕事は一切していなかったです。事務所を移籍したタイミングで「グラビアやる?」と声をかけていただいたんです。大きい胸があるのでせっかくだしやります、と言ったのが始まりです。24歳くらいでデビューしたのでかなり遅い方でしたね。
――そうだったんですね。初めての水着に抵抗はなかったですか?
平塚 全くなかったです。大事なところだけ見えなければ「どんどん脱ぐよ!」って感じでした(笑)。というのも、当時は小倉優子さんや若槻千夏さん、MEGUMIさん小池栄子さんが活躍されていて、グラビアからバラエティへの流れがあった時代でした。私はバラエティが大好きだったので、テレビ進出をするうえで水着が武器になるならやる、という気持ちでした。
――今名前が上がった方々は現在も活躍されています。
平塚 私世代の人たちは、この方々に憧れてグラビアをやっている部分もあったと思います。出演されるバラエティ番組もよく見ていましたし、どんな発言をしたかノートに書いて研究していました。
――当時グラビア撮影の現場には、どのような気持ちで臨まれていましたか?
平塚 1stDVDのときは30本ぐらいグラビアDVDを研究しました。グラビアDVDってセリフをゆっくり話すんですが、私はせっかちだし早口なので、ゆっくり話すのがすごく大変だったの覚えています。
――3rdDVDから4thDVDまでに約4年の空白期間があります。
平塚 DVDの露出が激しくなってきたのが原因ですね。普段プールに着て行く水着の4分の1ぐらいの布面積で、大事なところも危険になってきて、さらに演出も過激さが増していったこともあり、「どこまでやらなきゃいけないんだろう」という疑問が3作撮影して浮かんできたんです。それで、自分の意思で一旦やめました。
――そんな葛藤があったんですね。しかし、30歳のときにグラビアに復帰されます。
平塚 裏方に興味が出てきたので、30歳になる前に芸能界をやめようと思っていたんです。でも、仲が良かったたしろさやかちゃんに「平塚に興味を持ってるマネージャーさんいるんだけど、会ってみない?」と紹介してもらったので会ってみたら「もう1回芸能の仕事をやってみませんか?」と言ってくださったんです。それで、またDVDをやり始めました。
――まさか引退を考えていたとは。
平塚 芸能界に入ったときから「30歳までに食べていけなかったらやめる」と決めていたんです。30歳からだったらセカンドキャリアとして違うことができると思って。でも「自分を必要としてくれる人がいるのであればもう1回やってみよう」という気持ちで30歳のときに出したDVDが売れたんです。需要があるなら、ということで続けて、今に至ります。
――30歳でリリースしたDVDは話題を呼びました。このときの復帰は、グラビア人生第2章といった気持ちもありましたか?
平塚 グラビアに関しては本当にそうでした。年齢を重ねると顔や体は若い頃と違ってきますが、それを魅力と捉えるかどうかっていうのは人それぞれです。一昔前は「30歳でグラビアやってるの?」という感じでしたが、今は40歳でやられている方もいるので、世の中が変わってきているなと感じます。
▽平塚奈菜(ひらつか・なな)
1985年3月25日生まれ、東京都出身。2006年から2008年まで『王様のブランチ』(TBS)リポーターを務める。2010年からグラビアにも進出し、数多くの雑誌に出演。
公式X
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公式Instagram
https://www.instagram.com/hiratsuka_nana
【後編】元ブラン娘・芸歴20年の平塚奈菜が語るバイトと芸能生活の厳しい現実、グラビアは40代も継続