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先日、ソニー生命保険が大学生以下の子どもがいる20歳以上の男女1000名を対象に「子どもの教育資金に関する調査」を実施。調査の一環として「子どもに目指してほしい“理想の大人”のイメージに合う有名人」のランキングが発表された。
1位はダントツで大リーガーの大谷翔平。少し票数が離れて2位は芦田愛菜となった。以下はさらに大きく離れ、3位が所ジョージ、4位がイチロー、5位が北川景子となっている。
芦田は女性で1位かつ、アスリートの大谷を除けば「芸能界トップ」という結果に。その理由として「勉強も仕事も頑張って実績を出しているから」「頭が良くて物事の捉え方が素敵だから」といった意見が上げられ、親世代からの突出した好感度の高さが改めて浮き彫りになった。
さらに過去に行なわれた、高校生を対象にした「あこがれている人」ランキングでトップに選ばれるなど、芦田は子ども世代からも高い支持を得ている。なぜここまで好感度が高いのかといえば、やはり「勉強と仕事の両立」を実現したことが大きく影響している。
子役時代の2011年にフジテレビ系ドラマ『マルモのおきて』でブレイクした芦田は、2017年に偏差値70以上の複数の難関中学に合格し、その中から慶應義塾中等部に入学。そこから名門の慶應義塾女子高校へ進み、2023年に私立最難関クラスといわれる慶応義塾大学法学部の政治学科に進学した。
芦田は中学以降「学業優先」で仕事をセーブし、バラエティのレギュラーはテレビ朝日系『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』に限定。女優としての仕事も、NHK朝の連続テレビ小説『まんぷく』のナレーション、主演した映画の『星の子』や『メタモルフォーゼの縁側』などに絞っていたが、それでも高い演技力で強烈な印象を残した。
2023年には、日本テレビ系ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』で約7年ぶりに民放連ドラ復帰を果たしたが、この時の圧巻の演技は大きな反響を呼び、第117回ザテレビジョンドラマアカデミー賞で助演女優賞を獲得。昨年12月に公開された映画『はたらく細胞』の演技でも、第48回日本アカデミー賞の優秀助演女優賞に選ばれている。
日々学業に励みながら、仕事でもしっかりと結果を残してきたことで、親世代は「こんな子に育ってほしい」と思い、子ども世代からも「あこがれ」のまなざしを向けられるようになったのだろう。
ただ、勉強も仕事もパーフェクトで容姿も端麗……となると、ふつうなら「完璧超人」すぎて近寄りがたい印象になってしまう。しかし、芦田はバラエティなどで「意外と天然」な一面をたびたびのぞかせており、そのお茶目さがあるので、いくら仕事や勉強が完璧でもまったく嫌みがない。
才色兼備でありながら「完璧すぎない」という絶妙な人柄が、誰からも愛される要因になっているのだ。だからこそCM需要も高く、2024年の「CM起用社数タレントランキング」「CM露出タレントランキング(秒数)」(ビデオリサーチ調べ)で、どちらも男女総合3位という好成績となっている。
芦田の好感度の高まりはさらなる拍車がかかっており、今年3月には国連開発計画(UNDP)の親善大使に就任したことが話題に。日本における初のUNDP国内親善大使という重要な役目で、主に気候変動や環境問題に対する啓蒙活動などに取り組む。
そんな芦田の唯一の“弱点”は、子役時代から続く「かわいい愛菜ちゃん」のイメージが強すぎることだった。好感度という意味ではプラスだが、女優としては幼い印象が消えず、役柄や演技の幅が広がらないという悩みにつながる。
だが、芦田はこの問題もクリアしてしまいそうだ。3月に第48回日本アカデミー賞の授賞式の模様が日本テレビ系で放送され、芦田は洗練された黒のロングドレス姿で登壇。高級ブランド「ジョルジオ・アルマーニ」の上品なドレスで、ハイブランドを大人っぽく見事に着こなしたことで称賛の声が集まったのだ。当然ながら、まだかわいらしさが勝っている印象はあるが、順調に「大人の女性」への階段を上っていることを感じさせた。
この様子なら、女優業では「かわいい愛菜ちゃん」から遠くないうちに脱却し、さまざまな役を演じられるようになりそうだ。実際、オリコンが3月に発表した毎年恒例の「第18回 男性が選ぶ恋人にしたい有名人ランキング」で初のトップ10入りを果たすなど、世間からも徐々に「大人の女性」として認められ始めており、今後どのような女性に成長していくのか楽しみだ。
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