【写真】柑橘クーベルチュール、1.5周年ライブショット【74点】
およそ半年前から開催を発表していた「柑橘クーベルチュール 1.5st Anniversary LIVE『君待ちプロローグ』」。
メンバーもファンも待ち望んでいた本ライブの1曲目を飾ったのは、レモンの5人による『knock』。「踏み出せばほら1人じゃないでしょう?ね!」「足踏みしてるだけじゃ始まらないから」という歌詞が象徴するように、常に前進し続けている彼女たちと一緒に歩んできた楽曲で、これまでの活動を振り返りながらもまだまだ走り続ける決意を全力のパフォーマンスで表現した。
続けて、柑橘クーベルチュールとしての活動開始前から歌い続けてきた『Watch Me』を、観客とのクラップを交えて一体感を高めながら、キュートさ全開で歌い上げた。
3曲目からはライムが登場。『キャラメルチョコレート』『Frontier Gloria』といったポップな王道アイドルソングを、時折ファンサやアイコンタクトを交えながらステージを大きく使ったパワフルなステージングで観客にアピールした。
挨拶と自己紹介を挟んで開始した第二部はライムによるパフォーマンスタイム。サウンドプロデューサーにCarlos KとT4Kを迎え、村長が振付をした待望の新曲『君待ちプロローグ』からスタート。
柔らかな春の陽差しのようなメロディアスかつポップな曲調に、現在を序章(プロローグ)として今後も成長を続けて進んでいく彼女たちを投影するような前向きなメッセージの歌詞を添えたこの楽曲は、ライムとレモンで歌詞と振付が一部変わるポイントも。まずはライムの3人がそれぞれの想いを込めてパフォーマンスした。
その後、アップテンポなライムのユニット曲『WORLD WIDE LOVE』でさらに会場を盛り上げると、ライムのユニット新曲『By your side,By my side』を初披露。サビのキャッチーな振付や初めて挑戦したソロダンスパートが魅力の明るく楽しい楽曲を、ライムの3人だからこそ魅せられるエネルギッシュなパフォーマンスで披露し、観客を圧倒した。
MCにレモンが登場すると、黒田花望が制作した今回の新衣装についてのトークを展開。レモンの衣装はメンバーの夏八木音羽が代表して、各メンバーのイメージや似合うであろう衣装パーツなどを提案したというエピソードで盛り上がった。
第三部はメドレーコーナーとして、レモンによる『幸福度バイオレンス』『キャラメルチョコレート』、ライムによる『Watch Me』『シャララララ・ラ・ランデブー』を今回限りの特別verでそれぞれ披露し、レモンのユニット新曲『ヒカリ・サイリウム・キュン・エモーション』に繋げた。
イマドキのアイドルシーンを象徴するようなアイドルとファンの関係性をぎゅっと詰め込んだEDMサウンドの楽曲を、レモンらしいキュートなステージングで見せつけた。
躍動感溢れる特徴的なパフォーマンスが印象的な『シャララララ・ラ・ランデブー』、そして甘酸っぱい初恋を思い出すようなキュンとする振付が魅力的なレモンのユニット曲『琥珀糖の恋』で観客を虜にした。
レモンのユニット新曲まで披露が終わり興奮冷めやらぬ中で始まった第四部では、ライムによる『幸福度バイオレンス』『星空シューテングスター⭐︎』のアップテンポな2曲で会場のボルテージを一気にあげると、レモンが登場して新曲『君待ちプロローグ』を披露。観客は一緒に口ずさみ、先ほど披露されたライムとの振付の違いを楽しみながら盛り上がった。
アンコールを求める声が鳴り止まない中、再び柑橘クーベルチュールのメンバー8人がステージに登場。5月1日(木)0時から各種配信サイトにて『君待ちプロローグ』『By your side,By my side』『ヒカリ・サイリウム・キュン・エモーション』を配信開始すること、そして『君待ちプロローグ』のジャケットアートワークが、退場時にお客様全員への無料配布で解禁されることが伝えられると、客席からは喜びの歓声と拍手が巻き起こった。
そしてライムの3人がステージに残り、新たな決意を胸に秘めたような熱いパフォーマンスの『knock』でアンコールがスタート。続いてレモンのユニット新曲『ヒカリ・サイリウム・キュン・エモーション』、ライムのユニット新曲『By your side,By my side』をそれぞれ再び披露。
2曲は観客による動画撮影OK、さらにメンバーからサイン入りボールが投げ込まれるサプライズ演出もあり会場が一体となってステージを楽しんだ。
今回は一部の楽曲でステージ上の大型モニターに歌詞を映し出し、メンバー直筆の歌詞も交えて流すなど、楽曲の世界観を表現する初めての試みも行われた。今回、メンバーそれぞれが得意な分野で活動の幅を広げることで蓄積してきた経験を全て詰め込んだライブとなった。
1.5周年を迎え、パフォーマンスを含めて様々な面で目覚ましい成長を遂げた彼女たちから、今後も目が離せない。
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