【写真】北川景子『あなたを奪ったその日から』で魅せた神演技に絶賛
『あなたを奪ったその日から』は、食品事故で子どもを失った母親・中越紘海(北川景子)が、事故を起こした惣菜店の社長・結城旭(大森南朋)に憎しみを抱くなか、図らずも旭の次女・萌子(倉田瑛茉)を誘拐することから始まる、11年に及ぶ母の復讐と親子愛の壮大なストーリー。
21日に放送された第1話では、娘の突然の死で悲しみのどん底に突き落とされ、心が空っぽになっていた紘海が事件の1年後、復讐のため旭に接近したことを発端に、鬼気迫る衝撃の展開が繰り広げられた。
これに対して、SNS上の視聴者からは「やっぱり北川景子の演技って観る人を引き込ませる力があるよな」「娘を失い茫然自失となり、保育園で哀しみが決壊するシーンは涙が止まりませんでした」「絶望や悔しさが混じって嗚咽しながら泣き叫ぶ感じ、凄いリアルで神演技」「北川景子さんの演技が圧巻。壊れたような泣き方とか取り憑かれたような表情、怖いけど見惚れる」などと、北川の演技力を絶賛するコメントが相次いだ。
一部では題材的に「月曜から話が重すぎる」「感情移入すると辛そう」といった意見もあったが、それをかき消すほどの北川の熱演によって、ネット上では「続きが観たくなった」「重いけど見ごたえあったから視聴継続します!」といった声が増加しているようだ。
多くの視聴者を引き込んだ要因としては、北川の演技力もさることながら「キャスティングの妙」もある。北川は現実でも子育て中の2児のママであり、昨年10月に発表された「理想のママ」ランキング(明治安田生命調べ)で辻希美や上戸彩らを抑えて1位に選ばれるなど、世間にママイメージが浸透している。
そんな彼女が「悲劇に見舞われた母親」という役柄を演じたことで、視聴者の頭の中で現実とドラマがリンクし、強烈なリアリティが生まれた。もちろん北川の演技にも、本人が今まさに可愛い盛りの子どもたちを育てるママであるという現実が大きく影響しただろう。
今作で女優としての評価が大きく上がりそうな北川だが、芸能界を代表する美人女優で演技もうまいとなると、完璧すぎてとっつきにくい印象になってしまう。しかし、北川は先述したように「理想のママ」ランキングで1位になるほど女性層を中心に親しまれており、サンマリエが先日発表した「職場の先輩にいたら憧れると思う異性の有名人」ランキングでもトップに選ばれ、男性支持の高さも維持している。
なぜ好感度が高いのかといえば、彼女が売れっ子の美人女優とは思えないほど「飾らない一面」を垣間見せるからだ。北川は21日付の自身のXで、ドラマ放送直前に「フォロワー50万人突破」を感謝しながら、「1話のオフショットです。こんなのしかなかった」と同ドラマのオフショットを投稿した。
公開されたオフショットは、ほぼすっぴん&無加工のように見える写真。オフショットと言いながらバチバチに決めた顔で撮るのではなく、正真正銘の「オフ」の姿だ。SNS上では「すっぴん無加工でこれは超強い」「あえて、これを載せる景子様が素敵すぎる」「役に入り込んでいるのが伝わってくる」などと称賛の声が集まり、同時に「すっぴん公開してくれてすごく親近感」といったコメントも続出した。
さらに、歌手でタレントの夫・DAIGOの存在も彼女の好感度を押し上げている。DAIGOは自身が出演していないにもかかわらず、北川のドラマを周囲に熱心に宣伝していたようで、先輩ミュージシャンのGACKTはDAIGOからドラマを見てほしいと訴えるダイレクトメッセージが届いたとSNSで明かした。
GACKTは「久しぶりに連絡来たと思ったら宣伝かよ…とも思ったが、それ以上にこんな風に嫁の作品を恥ずかしげもなく、惜しみなく宣伝できるヤツが世の中にどれぐらいいるだろうと思うと、羨ましくも誇らしくも感じた」と妻を一途に想うDAIGOに感心し「可愛いヤツだなと思わされた時点でボクの負けか。ドラマ見よっと」と兜を脱いだ。
また、北川は第1話の放送当日に「風邪で声が出ない」という症状に見舞われ、宣伝のために出演を予定していた番組を欠席することに。その代わりなのか、北川はXで「リアタイで見るのは眠い、という方には代替案としてTVerという方法もあります」「1話完結が見やすいんだ、月曜日は楽しいのが見たいんだ、という方は逆に見てみてください」とドラマを宣伝。
すると、DAIGOが「連投がすごい 熱い!声は出ないけど、文字は打てるからXやっててよかったし、X向いてる!」と妻を褒め称えながら自分も宣伝に参加。北川は「声は出ないけど、文字は打てる(笑)図らずも笑ってしまった...」と反応し、この夫婦の“ほっこり”にSNS上で「仲良くて素敵!」「夫婦漫才みたいで家庭が楽しそう」といった声が寄せられた。
DAIGOが「奥さん大好き」の愛妻家ぶりを隠さないことで夫婦仲の良さが周知され、それが北川の好感度の高まりに拍車をかけているようだ。
女優として、ママタレントとして、さらに飛躍していきそうな北川。そのステップアップの起爆剤になりそうな今回のドラマが名作となれば、いよいよ「国民的女優」への道が見えてきそうだ。
【あわせて読む】松嶋菜々子『あんぱん』で見せた圧倒的な美と存在感─なぜ彼女は今なお輝き続けるのか?