【関連写真】あの、すらり美脚伸びる衣装オフショット公開
あのちゃんは『LIFE!春』への出演について、「本格的なコント収録は初めてだったので、すごく楽しかったです!学生のころから見ていたコント番組なので、内村(光良)さんと共演できてうれしかったです!」と喜びのコメント。内村らおなじみのメンバーを中心にした同番組で、生田絵梨花、桜田ひより、水上恒司などの人気ゲストに混じっての出演になる。
あのちゃんは、バラエティやCMなどへの出演が多数でテレビで見ない日はない状況が長らく続いている。今年1月に冠番組『あのちゃんねる』(テレビ朝日系)で明かしたところによると、2024年はテレビ出演が200本以上、CMが15本、歌手としてのライブが23本と、大車輪の活躍だった。
さらに、昨年はテレビ朝日系ドラマ『民王R』やAmazon Prime Videoの配信ドラマ『【推しの子】』などに女優として出演し、アニメ映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』では声優初挑戦にして主演(幾田りらとW主演)を務めた。
同世代からの支持はもちろんのこと、昨年9月に小学館が少女漫画誌「ちゃお」読者を対象に調査した「高学年JS(女子小学生)のなりたい顔」ランキングで、1位の橋本環奈、2位の今田美桜に次ぐ3位に選出されるなど、子どもたちからの人気も高い。
しかし、若者にばかりウケているかというとそうでもなく、中高年世代からも好感を持たれているのが彼女の大きな特徴だ。だからこそ、テレビ出演やCM出演のオファーが絶えないのである。
あのちゃんといえば、もともとはアイドルグループ「ゆるめるモ!」のメンバーとして活動し、2019年のグループ脱退後はソロに転向。しばらくはあまり知名度が上がらなかったが、2021年に『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で遠隔操作ドッキリの仕掛け人となったことで状況が一変。
2022年にリリースした配信シングル「ちゅ、多様性。」がバズったことも追い風になり、バラエティを中心に独特の舌足らずなしゃべり方や言動、自分を「ボク」と呼ぶ強烈なキャラクターでブレイクしたが、当初は批判の声も少なからずあった。
とくに目立ったのは「不思議ちゃんキャラは長続きしない」「どうせ今だけ」と揶揄する意見だったのだが、それから数年が経っても彼女の人気はまったく衰えず、むしろ前述したように活躍の場がさらに広がっている状況だ。
活躍が長く続いている大きな理由として、業界内で指摘されているのが「不思議ちゃんキャラに見えて実はまじめで礼儀正しく、バランス感覚が優れている」という点だ。
あのちゃんというとぶっ飛んだ言動やキャラが印象的だが、バラエティでの発言などを見ていても度を超えた暴走はなく、基本的に先輩などに対して礼儀知らずな態度を取ることもない。泉ピン子と共演した際にタメ口で接して話題になったことはあったが、それはバラエティ的な笑いを考えての行動だろう。
また、過去には音楽特番で司会からの問いかけにそっけない返答をしてしまったことがあったが、その時は後日に自身のラジオ番組で「(自分の発言について)絶対言っちゃダメだよ、そんなこと!何ここで、あのちゃん発揮してんだよ、調子乗んな!」「なめすぎ、ほんとに最低!」などと自分にダメ出ししまくって反省していた。
実際、親友であるモデルで女優の本田翼はファッション誌「SPRiNG」(宝島社)のWEB版に掲載されたインタビューで、あのちゃんの「意外な一面」としてこう証言している。
「あいさつとか礼儀だったりがとてもきちんとしていて。最初のドラマの撮影のときからそうで『この子はいい子だな~!』と思った(笑)。不器用だけど、そういうところはすごくちゃんとしている子です。だから一緒にいられるのかも」
このような内面は言動の端々から視聴者にも伝わるもので、だからこそ子どもから大人まで幅広い層に好感を持たれているのだろう。
最近のテレビや広告業界の傾向としても、「見た目や言動のインパクトは強いが、実はまじめでちゃんとしている」というタイプが重宝されやすい。それがバラエティやCMで引っ張りだこの状況が長く続いている一つの要因とみられているようだ。
あのちゃんは4月22日深夜に出演したラジオ番組『あののオールナイトニッポン0』(ニッポン放送)で、「今は呼んでいただけているからテレビに出ている」「別にずっと(テレビ業界に)いたいって願望がない」と明かしたが、無理にテレビにしがみつくつもりはないという、そうした現代らしいスタンスも好感度につながっているのかもしれない。この快進撃はどこまで続くのか、今後も目の離せない存在といえそうだ。
【あわせて読む】あの、”仲良し”本田翼との密着2ショット公開「2人ともビジュ爆発しすぎ」