今田美桜がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『あんぱん』(総合・月曜~土曜8時ほか)第30回が9日(金)に放送された。

【写真】戦地に思いを馳せるのぶ&自由を満喫する嵩『あんぱん』第30回【5点】

豪(細田佳央太)の出征をきっかけに、「兵隊さんのために何かしたい」という気持ちが芽生えたのぶ(今田美桜)。
うさ子(志田彩良)のアイデアで慰問袋を作ることに決めると、他の生徒に協力を求めたり、市民に献金を呼びかけたりと、意欲的に行動。その様子が新聞に取り上げられ、のぶは“愛国の鑑”として学校中から注目を集めた。

一方で嵩(北村匠海)は、絵を描き、歌を歌い、美味しい食べ物を食べ、悠々自適な毎日を送っていた。嵩は図案コンクールの賞金でもらった50円で柳井家に電話をかけ、のぶとも久しぶりに話をすることに。しかし、のぶは「嵩がちゃらちゃら遊びゆう今この時も、兵隊さんは命がけで戦いゆう」「そんな時に嵩は何をしよらあ。たっすいがーのドアホ!」と電話を切ってしまう。

銀座のカフェで仲間たちと過ごす嵩と、「兵隊さんのために」と誠意を尽くすのぶの間には、大きな隔たりができてしまっていたのだ。電話を聞いていた千尋(中沢元紀)は「のぶさんは正しいことを言いよったと思います」と言うが、この状況下では一体何が本当に“正しい”のか誰も分からない。

SNSでは「今日は胸が痛くなる展開だったなー」「こうやって2人がすれ違っていくのが1番切ない」「来週、誤解も解けて仲直りできるといいね」「情報の少ない時代、こんなに違う温度差があったんだ」など、さまざまな声が寄せられていた。

次週は、第7週「海と涙と私と」が放送される。

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