今田美桜がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『あんぱん』(総合・月曜~土曜8時ほか)第38回が21日(水)に放送さた。

【写真】“蘭子”河合優実の感情あふれる芝居に圧倒、『あんぱん』第38回【5点】

豪(細田佳央太)の戦死を知り、絶望の淵にいる朝田家。
みんなが口をそろえて「豪は立派だった」と言う中、蘭子(河合優実)は何も発さず、涙を流すこともなく、じっと一点を見つめていた。

豪の葬儀が行われる中、蘭子はひとりでシーソーがある公園へ。そこには石仕事をする豪がおり、蘭子は「おじいちゃんが持って行けって」と忘れ物を手渡す。すると蘭子の下駄の鼻緒が切れてしまい…豪は下駄を脱がせると、躊躇することなく蘭子の足を自分の膝に乗せ、手ぬぐいで鼻緒を直したのだった。

恐らく、出征間近のやりとりだったのだろう。口に手をあて噛み締めるように会話を思い出す蘭子は、「みんなが立派やという度に、うちは悔しゅうてたまらん」とのぶ(今田美桜)に本音をこぼす。しかし“愛国の鑑”であるのぶは、「立派やと言うちゃりなさい」と蘭子を諭す。

蘭子は「みんなうそっぱちや!」と声を荒げ、「豪ちゃんに会いたい」と号泣。のぶもかける言葉が見つからず、大粒の涙を流していた。

SNSでは「あーーー涙がとまらん」「たった15分とは思えない。映画みたいだった」「圧巻の演技」「河合優実さんの演技が凄すぎて…」など、感情の波を見事に表現した河合優実に称賛の声が寄せられていた。

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