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作品の中で、剛力はWEST.の桐山照史演じる主人公・宴と因縁がある羽根田美里を担当。美里はクライマックスに向けて主人公たちとバトルを繰り広げるラスボス的なキャラで、派手なアクションシーンも披露している。
この『裏社員。‐スパイやらせてもろてます‐』は、WEST.メンバーらしいコメディ演出が満載の作品だが、一方でアクションシーンも見どころの一つ。映画の冒頭からバトルシーンが多く、最終的には7人全員がアクションシーンに挑戦している。特に桐山は体を張ったシーンが多く、体格の良さを活かしたド派手なアクションを見せた。
そんな桐山が演じる宴と対立する形で、見ごたえある肉弾戦を披露したのが剛力だ。今作で剛力が演じた美里は、男性キャラにも負けないような戦闘力をほこる設定。しかも、手段のためには違法なことも行う冷酷非道なキャラとなる。
また、至近距離での肉弾戦がメインのアクションシーンでは、体幹がしっかりとしたきれいな動きを披露。見る人を感動させるシーンを連発している。ヒロインは恒松祐里が務めているが、WEST.メンバー以外の出演者の中では、剛力にMVPを挙げたいほどの活躍となる。
話題の映画で印象深い演技を見せた剛力だが、ここ最近の勢いがすさまじい。
剛力は、かつてモデル・俳優としてさまざまな作品やCMに出演して大ブレイク。しかし、仕事の減少やプライベートの騒動、さらに2020年に事務所を退社したことで露出は激減していた。
そんな剛力が大復活することになったのが、Netflixで2024年9月から配信された『極悪女王』だ。1980年代の女子プロレスブームにおける光と影を描いた大ヒット作品で、剛力は国民的人気レスラーのライオネス飛鳥を担当。主演のダンプ松本を演じたゆりやんレトリィバア、ヒロインの長与千種を演じた唐田えりかとともに、メインキャストの一人を務めている。
剛力は、プロレスラーを演じるため肉体改造で10キロ増量し、完璧とも言える役作りを行った。さらに、作中で何度も登場するプロレスシーンでは躍動感ある動きを見せ、完成度の高いドロップキックなどの技を披露している。
そんな剛力だが、絶賛公開中の『裏社員。‐スパイやらせてもろてます‐』以外にも、現在放送中のドラマ『ミッドナイト屋台~ラ・ボンノォ~』(東海テレビ)に出演している。同作は、WEST.の神山智洋が主演を務める作品で、味覚を失ったスゴ腕フレンチシェフ・遠海翔太の再起を描くドラマとなる。
剛力は、主人公の幼なじみでシェフの玄田陽美を担当。陽美は人気フレンチレストランのシェフで、周囲に自分の弱いところを見せず肩肘張って生きている女性だ。陽美は神山演じる翔太と恋の予感もあるキャラで、ドラマの中でヒロイン的な存在となる。この陽美の役作りが、非常に上手でドラマのおもしろさを剛力がしっかりと引き上げている。
まず、職場で真剣な表情で料理する陽美と、翔太の前で見せる気の抜けたかわいらしい笑顔の演じ分けが絶妙だ。大人の女性としてのクールさを持ちながら、時には少女のようなあどけない表情を見せる。
かつて剛力は、大手事務所の所属だったこともあり「ゴリ押し」イメージをメディアにつけられていた。しかし、独立を経てここ最近の作品を見る限りでは、女優として格段にレベルアップし、繊細な演技からアクションまで対応できることを披露している。主演作は少ないものの、名バイプレイヤーとして着実に実績を重ねているところだ。
女優として再び脚光を浴びている剛力は、今年7月にドラマ『怪物』(WOWOW)、さらに映画『海辺へ行く道』の公開を控えている。 どんな作品になるのか詳細は公開されていないが、きっといまの剛力ならば印象に残る演技を見せてくれることだろう。ここから、どんな成長を見せていくのか楽しみにしながら活躍を見守りたい。
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