5月10日から11日の2日間にわたり、コスプレイベント「acosta!@池袋サンシャインシティ」が東京・池袋のサンシャインシティにて開催された。初夏を感じさせる陽気に包まれ、懸念されていた雨も回避され、会場は多くのコスプレイヤーやカメラマンで大賑わい。
「ENTAME next」では当日会場で注目を集めたコスプレイヤーさんに直撃インタビューを行い、撮り下ろしの撮影にも応えてもらった。

【写真】『にじさんじ』三枝明那に、駄犬さんの撮り下ろしカット【8点】

今回お話を訊かせてもらったのはVTuberグループ『にじさんじ』より、三枝明那のコスプレをしていた、駄犬さん。学生時代にコスプレに出会い、8年目を迎えたという彼女がコスプレを続ける理由を訊いてみた。

――普段はどんなお仕事をしていますか?

駄犬さん 今は写真のレタッチ系の仕事をしています。でもこの仕事は将来的になくなるかもしれないなと感じたので、もうすぐSNSマーケティングの仕事に転職します。

――なぜレタッチ系の職に就こうと思ったのでしょう。

駄犬さん コスプレをやっていて、Photoshopを使って加工する経験があったので、「できるかも」と思って。やってみたら、できました(笑)でも今は加工がワンタッチでできるようになってきていますしなにより、コスプレイヤーさんってみんな自分でやっちゃうんですよ。AIの発展に伴ってどんどん仕事が奪われていっている状況で(笑)、将来のキャリアを考え思い切って転職しました!

――ではそもそもコスプレをはじめたキッカケを教えて下さい。

駄犬さん 今日、一緒に来ている友達に「コスプレやらない?」と誘われたのが始まりです。最初は「コスプレって何?」って感じだったんですよね。好きなキャラの絵を描いたりグッズを買ったりすることはあっても、オタ活ジャンルとしては知らなかったので少し興味を持ちましたね。
もう8年もやってるなんて信じられません(笑)。

――いざやるとなったときは、どんな気持ちでしたか

駄犬さん とりあえず「楽しそうだからやってみるか」みたいな軽い感じでした。最初、『進撃の巨人』のエレンとアルミンとミカサをやろうって言って、みんなで衣装を買いに行ったんです。衣装屋さんで「予算はこれしかないんですけど、この金額で買える衣装はありますか?」って相談しながら見繕ってもらったのがすごく楽しかったですね。

――8年も続けられる趣味って、なかなか見つからないと思います。

駄犬さん キャラの格好をすることも好きなのですが、私にとっては表現の一つとしてやっているから、ウィッグがうまく作れたとか、「このキャラならこの場面の、あのポーズが見たい!」というのが再現できることが嬉しいんです。例えば『テニスの王子様』だと、基本は外でテニスしていると思うんです。けど、あえてスタジオでカラーペーパーを背景に使って、ストロボでバシッと決めるとか。原作では見られない光景を。自分で表現できるのが魅力ですね。

――絵でも表現できそうなことではありますが、その違いは?

駄犬さん 画力があるかどうかにもよるんですよね(笑)。私はそこまで絵で表現することができなかったけれど、ウィッグを作ったりポージングしたりするのには向いていたんだと思います。


――最後に、これからのコスプレ活動について、目標ややってみたいことがあれば教えてください。

駄犬さん そのキャラらしさ×自分の解釈や想像を落とし込んでカメラマンさんとコスプレの作品を作っていきたいです

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