今田美桜がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『あんぱん』(総合・月曜~土曜8時ほか)第45回が30日(金)に放送された。

【写真】ヤムさん(阿部サダヲ)突然の“別れ”『あんぱん』第45回【5点】

第45回では、朝田家に再び“別れ”が訪れた。
乾パン作りを断ったことで、村八分状態になってしまった朝田家。町では「朝田パンは陸軍に逆らった」という噂が流れ、あんぱんの売れ行きは悪くなり、羽多子(江口のりこ)は婦人会で居場所をなくしていた。

そんな家族の様子を見た釜次(吉田鋼太郎)は「家族のために乾パン焼いてくれ」と、ヤムさん(阿部サダヲ)に頭を下げる。「おまんとはそう簡単に切れる腐れ縁やない」「詮索はせんけんど、そこをなんとかこらえて、やってくれんろうか」と、いつになく真剣な釜次の姿に、ヤムさんは「へそ曲がりなもんでね。言わなくていいと言われたら話したくなった」と、乾パンを作りたくない理由を釜次だけに明かした。

翌日、朝田家に乾パンの材料が運び込まれてきた。恐らく婦人会の企てだろうと焦る羽多子をよそに、憲兵は今すぐに乾パンを作るように命じる。見かねた釜次が丁重に断ろうとすると、ヤムさんが「すぐに取りかかります」と製造方法が書かれた紙を手に取り、「昔のまんまだな」とポツリ。ヤムさんのおかげで朝田家は無事に乾パンを納めることができたが……翌朝、ヤムさんは朝田家を出て行ってしまう。
 
SNSでは「ヤムおんちゃん、どこに行くの…」「10年も過ごした町を去るその背中が、あまりに寂しかった」「ヤムおんちゃん!絶対また出てきてください」「どこへ行ってもヤムさんらしく生きていって欲しい…」など、ヤムさんとの“別れ”に悲しみの声が寄せられていた。

次週は第10週「生きろ」が放送される。

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