5月18日、大阪・日本橋でコスプレイベント「第18回 日本橋ストリートフェスタ2025」(通称:ストフェス)が開催された。同イベントは、日本橋のある電気街「でんでんタウン」周辺を舞台に、地域活性化を目的として2005年にスタート。
今年は、昨年の来場者数21万人を上回る22万人が訪れ、最大級の盛り上がりを見せた。「ENTAME next」では、当日注目を集めていたコスプレイヤーたちに現地で直撃インタビューを敢行。さらに、特別に撮り下ろしの撮影にも応じてもらった。

【写真】『エヴァ』綾波レイのコスプレを披露、くろまめさんの撮り下ろしカット【9点】

今回お話を訊かせてもらったのは『新世紀エヴァンゲリオン』の、綾波レイに扮していた、くろまめさん。現役高校生の彼女がコスプレを始めた理由は?

――まずはコスプレを始めたキッカケを教えて下さい。

くろまめさん 中学3年生の10月に始めました。前からコスプレに興味はあったんですけど、近所で年に1回大きなイベントがあって、友達に「行ってみようよ」って誘われて、一緒に参加したのが最初です。普段の自分とはまったく違う姿になれるのが新鮮ですごく楽しいから一気にハマっちゃいました。

――高校では部活動はしてるんですか?

くろまめさん 中学では『ハイキュー!!』が大好きでバレー部に入ってたんですけど、高校は地域の強豪校に入ったので、土日はほぼ練習か試合なんです。私は「やりたいことを全力で楽しむ」って決めていたので、コスプレができないのはキツいなと思って、高校では部活に入らないことにしました。その分、コスプレに集中できるようになったし、今のほうが自分らしく楽しめてるなと思います。

――中学のバレー部時代、“『ハイキュー!!』っぽいな!”と感じた瞬間はありました?

くろまめさん あります(笑)!ボールをギリギリで拾えたときとか、ラリーが続いて点が取れたとき、「今のちょっとアニメっぽくない!?」って。
みんな『ハイキュー!!』に憧れて入部してたから、練習中もノリで『ハイキュー!!』ごっこをして楽しかったです。

――コスプレはどれくらいの頻度でやっていますか?

くろまめさん イベントがある月とない月で差はあるんですけど、だいたい月1~2回くらいです。

――どんなコスプレイヤーになりたいなど目標があれば教えて下さい。

くろまめさん コスプレって、原作のイメージとか、人によって好みがある世界だと思うんです。でも私は、いろんな人が見て「いいな」と思ってもらえるようなコスプレができたら嬉しいです。

――そのために意識していることは?

くろまめさん メイク、ポージング、表情の作り方はもちろん、ウィッグの管理にもこだわっています。たとえば今日みたいに綾波レイをやるとき、「このウィッグの色なら綾波っぽい」だけじゃなくて、「前髪の形」「髪のツヤ感」とか、細かいところまで再現したくて。もっと完成度を上げられるように、研究中です!

――メイクの練習なども普段からしているのでしょうか。

くろまめさん 肌が弱いので、毎日はできなくて。イベント前に集中して練習しています。普段は皮膚科でもらった薬でしっかりとしたスキンケアを徹底していますよ。ニキビ跡があるだけで、メイクの仕上がりが全然違うので、肌のコンディションはすごく大事にしています。


――コスプレ以外にも趣味があれば教えて下さい。

くろまめさん カラオケが大好きです!この前、朝9時から夜7時まで、友達と2人でカラオケにこもって、多分100曲近く歌いました(笑)。

――10時間も!?何を歌うのでしょうか。

くろまめさん 気分で変わるんですけど、TK from 凛として時雨さんの「unravel」、宇多田ヒカルさんの「Beautiful World」、家入レオさんの「未完成」とかをよく歌います。みんなで盛り上がりたいときは、FRUITS ZIPPERが鉄板ですね(笑)。

――カラオケで採点機能は使う派ですか?

くろまめさん 使います!音程バーがあったほうが歌いやすいし、高得点が出たらめっちゃ嬉しいじゃないですか。逆に点数が低かったら、納得いくまで何回も歌い直したりしてます(笑)。

――ちなみに最高得点は?

くろまめさん バルーンさんの「シャルル」で98点が出たことがあります!

【あわせて読む】【ニコ超】初音ミクに扮した華奢な大学1年生、実はフルコン空手全国3位の武闘派コスプレイヤー
編集部おすすめ