今田美桜がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『あんぱん』(総合・月曜~土曜8時ほか)第50回が6日(金)に放送された。

【写真】嵩の元に駆けつけた母・登美子(松嶋菜々子)『あんぱん』第50回【5点】

出征のため、高知に戻ってきた嵩(北村匠海)。
坊主頭の嵩を見たのぶ(今田美桜)は全てを察し、顔色一つ変えず「おめでとうございます。お国のために立派なご奉公を」と伝える。久しぶりに帰った柳井家にも重たい空気が流れたまま、嵩はいよいよ出征の日を迎えた。

町の人が集まり壮行会が開かれている頃、のぶは嵩が気になって仕事に身が入らない。ついには学校に許可を取り、壮行会に駆けつけた。しかし、号泣しながら「お国のために…立派に…」と声を振り絞る千代子(戸田菜穂)の姿を見たのぶは、何も言えず立ち尽くしたままだ。

すると後方から「嵩!死んだらダメよ!」と聞き慣れた声がした。その声の主は、嵩が今もっとも会いたかったであろう母・登美子(松嶋菜々子)だった。登美子は「絶対に帰ってきなさい!」「ひきょうだと思われてもいい!何をしてもいいから!生きて帰ってきなさい!」と叫び、周囲を驚かせる。

婦人会の面々や憲兵に「非国民だ」と罵られても、「死んだらダメよ」と繰り返す登美子を見て、のぶも思わず「お母さんのために生きてもんてき!死んだら承知せんき!」と声を上げる。登美子によって、のぶの本音が引き出された瞬間だった。

SNSでは「今までの嫌な登美子さんは全部この日のためにあったのね」「登美子さんに朝から泣かされた…」「登美子じゃないと言えないセリフ」「登美子よく言った!」「このための松嶋菜々子だったんだと…素敵なお母さんでした」など、登美子の心からの叫びに称賛の声が寄せられていた。


次週は第11週「軍隊は大きらい、だけど」が放送される。

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