【写真】軍での厳しい生活に打ちのめされる嵩『あんぱん』第51回【5点】
第11週では、嵩(北村匠海)の軍隊での生活が本格的に描かれていく。
馬場は、嵩を含む初年兵を指導する立場にあるが、少しでも気に入らないことがあると手をあげる暴力的な人物。集団行動が苦手な嵩に対しては特に厳しく当たり、「ジャガイモの数が少ない」といった些細なことでも暴力を振るう。また、「かわいがる」と言いながら嵩を盗人に仕立て上げるなど、非道なキャラクターとして描かれている。
そんな馬場が唯一恐れているのが、嵩の世話係・八木上等兵だ。階級は馬場より下ながら、班の全員が八木を恐れている。八木は厳格な態度を取りつつも手をあげることはなく、嵩が軍隊に馴染めていないことも察している様子。軍事勅諭の暗記や靴磨きを命じるのも、嵩が班員と無理に交わらずに済むよう配慮しているように見える。
一方、嵩と共に小倉連隊に配属されたコン太は、「軍隊は天国や」「ライスカレーはうまいにゃ」と軍生活に幸せを感じているようだ。子どもの頃から食事に困っていた様子がたびたび描かれていたコン太だが、大人になってからも困窮した生活を送っていたのかもしれない。嵩が自分のライスカレーをコン太に差し出す場面もあり、二人の育ってきた環境の違いを感じさせる描写となっていた。
辛く苦しい軍隊での生活が描かれた第51回に、SNSでは「嵩…月曜から辛い内容だった…」「だいぶ緊張感ある生活だ」「軍隊生活描く朝ドラも珍しいですね」「大切に受け止めなくてはと思いながら、痛くて苦しくて涙が止まらなくなってしまった」などの声が寄せられていた。
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