女優の浜辺美波が活躍の場を広げている。女優業はもちろんのこと、8月末放送の日本テレビ系大型チャリティー番組『24時間テレビ』で能登復興支援を担うチャリティーパートナーを務めることが決定したほか、同時期に4年ぶりの写真集を発売することも決まっている。
近いうちに同じ事務所の先輩・長澤まさみに代わって「東宝の新エース」になるのではと予測する声も高まり、国民的女優の座が見えてきたようだ。

【関連写真】浜辺美波写真集『25』(講談社)より

 今年の『24時間テレビ』では、石川県出身の浜辺が昨年1月の地震で大きな被害を受けた珠洲市を訪問。過疎化や震災の影響でおよそ4割が金沢市や県外に転校した宝立小中学校などを訪れ、復興にまい進する能登の人々のためにできることを模索する。

 放送日に近い8月22日には、4年ぶりの写真集「25(ニジュウゴ)」(講談社)を発売予定。今夏に25歳の誕生日を迎える彼女にとってメモリアルな作品となり、オランダ・アムステルダムで撮影した同作で、異国だからこその「普段は見られない表情」を披露する。大手通販サイトでランキング1位を獲得するなど、すでに予約段階で大ヒットの兆しをみせている。

 女優業も絶好調で、昨年は『サイレントラブ』『もしも徳川家康が総理大臣になったら』『六人の嘘つきな大学生』と複数の映画で主演やヒロインを好演。一昨年にメインキャストとして出演した『ゴジラ-1.0』では、国内外で高い評価を獲得した。

 今年も映画『アンダーニンジャ』でヒロインを務め、来年は目黒蓮(Snow Man)とW主演する映画『ほどなく、お別れです』(2026年2月公開予定)や豊臣秀吉の正室・寧々(ねね)を演じるNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』が控えている。

 浜辺の場合は業界内の評価やプッシュだけでなく、世間からの人気も非常に高い。

 ランキングサイト「みんなのランキング」が発表した「日本の芸能人美人ランキング」では、2位の広瀬すず、3位の今田美桜、4位の橋本環奈、5位の新垣結衣らを押さえ、浜辺が堂々の1位に選ばれた。昨年9月にランキングサイト「ランキングー!」が発表した「国宝級美女だと思う『20代女優』ランキング』でも、浜辺が橋本や今田、広瀬らを押しのけてトップを獲得している。


 また、浜辺はNHK朝の連続テレビ小説『らんまん』(2023年)でヒロイン役を務めたが、昨年11月に「ランキングー!」が発表した「可愛かった!歴代朝ドラヒロイン美女ランキング」でこちらも1位に選ばれ、同じく朝ドラヒロインだった広瀬や有村架純、のん(能年玲奈)らに快勝した。

 これらのランキングから、浜辺は誰もが認める「日本を代表する美人女優」と認識され、朝ドラをはじめとした出演作の評価も高いことがうかがえる。もともと人気があったのは誰もが知るところだが、いつの間にか同世代の強力ライバルたちを抜き去って「独走状態」になっていたといえそうだ。

 圧倒的な支持となっている理由として業界内で指摘されているのが、彼女が筋金入りの「超清純派」であるということ。昨今は週刊誌などで旬の若手女優のスキャンダルやネガティブな報道が相次ぎ、大きなイメージダウンとなってしまうことが増えている。

 浜辺は19歳の時にテレビ番組で「今まで彼氏がいたことは一度もない」と断言したことがあるほどの清純派。2021年に「週刊文春」(文藝春秋)でアーティストとの熱愛疑惑を報じられたことはあったものの、決定的な証拠が出たことはなく、以降は完全にノースキャンダルを貫いている。

 浜辺が清純派イメージを保ち続けている間にライバルたちが勝手に失速し、自然と「独走状態」になったようだ。

 さらに、浜辺の「好感度の高さ」にも秘密がある。浜辺はSNSなどで自分への悪い意見を目にしても落ち込まないといい、過去にテレビ番組で「時間があればエゴサーチし、『こういうところが嫌い』という意見は参考にさせていただいている」と明かしていた。「自分がどう見られているのか」を客観的に見ることができ、改善することができるため、彼女の好感度が天井知らずで上がり続けているのだという。

 浜辺が所属する東宝芸能は長らく長澤まさみが「看板女優」となっているが、業界関係者の間では「このままいけば浜辺が新エースになる日は近い」との声が聞こえてくる。


 醜聞報道一発ですべてを失いかねない今の時代において、「スキャンダルでファンを失望させない」「世間の声を参考に自分を常にアップデートして改善していく」ことができる浜辺は、現代の若手トップ女優にふさわしい存在といえそうだ。

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