コスプレイヤーとして活動するしおまるさんが、映画『スター・ウォーズ』シリーズに登場するキャラクター、ジャー・ジャー・ビンクスのコスプレ写真を投稿した。今回、しおまるさんに話を伺った。


【写真】ジャー・ジャー・ビンクスの中に入っているのは美人コスプレイヤー【11点】

コスプレ歴8年のしおまるさんがこの世界に足を踏み入れたきっかけは、ディズニー・ハロウィーンで仮装したことだった。 好きなキャラクターになりきる楽しさに魅了され、そこから少しずつコスプレの世界にのめり込んでいったという。

そんな彼女が中学生の頃、父の影響で『スター・ウォーズ』全シリーズを一気に観たことが、ジャー・ジャー・ビンクスを知るきっかけになった。 ジャー・ジャーの印象を尋ねると、「こんな面白くて愛嬌のあるキャラクターがいるのか!と衝撃を受けました。でも、公開当時はファンの間で酷評されることも多かったキャラクターなんですよね。もっと評価されてほしいと思っています」と語った。

ジャー・ジャーのコスプレをしようと思った理由については、「楽観的で平和主義なところや、気まぐれなドジが大きな事件を引き起こすところなど、共鳴する部分がたくさんあって……」と明かす。さらに、「もし私が銀河系に生まれていたら、たぶんジャージャーだったんじゃないかなと思うくらい、自分と重なるところが多いんです。だからこそ、コスプレしたいという気持ちが芽生えたんですよね」と目を輝かせた。

衣装は、友人のTKCさん(@mogwaimogwai)が制作した特注品。しおまるさんが「ディズニー・ハロウィーンでジャー・ジャー・ビンクスの仮装をしたい」と相談し、快く引き受けてくれたという。「試行錯誤を重ねた結果、製作期間は約1か月で完成しました」とのこと。


最大のこだわりについては、「ウレタン素材で作られた“フニフニの耳”や、本編に近いヌメッとした艶感にこだわりました。あと、『ジャー・ジャーって絶対イエベ春だよな』と思って、配色にも工夫を凝らしました。こういうのって誰にも伝わらないかもしれないんですけど、自分が納得できることが一番大事かなって思っていて」と、自身なりの解釈を語る。なお、「リアルすぎてちょっと怖いかなと思って、Dハロ(ディズニー・ハロウィーン)には連れて行けていません(笑)」とも話していた。

コスプレで最も苦労したのは、“目線”の調整。 通常のキャラクターと異なり、ジャー・ジャーの顔は帽子のような構造のため、「撮影時には頭を下げて、ジャー・ジャーの目線がカメラに合うように、自分の首の角度やカメラの位置、高さを計算しながらポーズを取っています」と明かした。

その努力が結実したのが、先日開催された『スター・ウォーズ』シリーズのファンイベント「スター・ウォーズ・セレブレーション」での出来事。同作でアナキン・スカイウォーカー役を演じたヘイデン・クリステンセンが来場しており、彼との2ショット撮影の際には、奇跡的に両者の顔がフレームにぴったり収まったという。

「そのとき、本当に『8年間コスプレを続けてきてよかった!』と心から思いました。撮影時に『アニー!』ってジャー・ジャーのモノマネでヘイデンを呼んだら、大爆笑してくれて、スタッフも含めてその場全体が笑いに包まれたんです。あれは一生の思い出ですね」と当時を振り返った。

今後の展望については、「今はまだ首から下が“バウンドコーデ”っぽい感じなんですけど、いつかは腕や足も再現して、グンガン族の完全体になりたいです」とコメント。
現状に満足せず、さらに完成度を高めようとする向上心をのぞかせたしおまるさんは、「みんな真剣な顔で戦争に挑んでいる中で、ひとりだけのほほんとしている……。そういう存在がいることで、ちょっとだけ世界が優しく見える気がするんです」と、最後までジャー・ジャーへの愛を語ってくれた。

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