【写真】嵩と千尋が胸の内を話し合う『あんぱん』第54回【5点】
3年ぶりに再会した嵩(北村匠海)と千尋(中沢元紀)は、小倉の料亭で話をすることに。
「もう後戻りはできん」と覚悟が決まっている様子の千尋だが、嵩に「最後に何かバカみたいなことしないか?」「千尋がしたいこと言ってみろ」と言われると、ポツリポツリと胸の内を話し始める。「この戦争がなかったら、法学の道を極めて、腹をすかせた子どもらあや、虐げられた女性らあを救いたかった」「母さんに親孝行したかった」「兄貴ともっと何べんも、酒を飲んで語り合いたかった」「愛する人のために生きたい」……千尋の心からの“やりたいこと”を聞いた嵩は、思わず千尋を抱きしめた。
伯父・寛(竹野内豊)の家に来てから、ずっと父・清(二宮和也)の写真を持っていたこと。小さい頃からのぶ(今田美桜)のことが好きだったこと。叶うなら、子どもの頃に乗ったシーソーにもう一度乗りたいと思っていること。その全てを打ち明けた千尋に、嵩は自分が母に言われたように「生きて帰ってこい」と伝える。そして、「生きて帰ってきたら、今度こそ自分の人生を生きろ」と、これまで自分を押し殺して生きてきた千尋の背中を押したのだった。
15分間、嵩と千尋の会話だけで進行した第54回に、SNSでは「なんて濃密な15分だったんでしょう…すごい回でした」「胸に迫るものがありすぎて、切なすぎてただただ泣ける」「圧巻の15分でした」「兄弟が二人きりで本音で話せた、まさに神回」など、反響の声が寄せられていた。
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