今田美桜がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『あんぱん』(総合・月曜~土曜8時ほか)第59回が19日(木)に放送された。

【写真】二宮和也演じる父・清が再登場『あんぱん』第59回【5点】

第59回は、異例のオープニングなしでスタート。
開始一分で岩男(濱尾ノリタカ)が息絶え、親子のように仲が良かった現地の子ども・リンとの“関係性”が明らかになる。岩男は1年前のゲリラ討伐でリンの母親を撃っており、リンは親のかたきをうつために岩男に近づいていた。そして岩男は、リンの手によって殺されてしまったのだ。その事実を知った嵩(北村匠海)は言葉を失い、絶望の淵に立たされる。

そして嵩にも、いよいよ体力の限界が訪れた。食べ物がなく、重度の栄養失調で倒れ込んだ嵩は、遠のく意識の中で自分の名前を呼ぶ声に気づく。その声の主は、父・清(二宮和也)だった。清の姿は、嵩の回想で何度も登場した「銀座であんぱんを食べるシーン」から飛び出してきたように、銀縁メガネにジャケット姿だ。

嵩が「会いたかったよ、父さん」と声をかけると、「父さんもだ」と微笑む清。清は暗い顔の嵩を見て、「父さんの分も生きて、みんなが喜べるものを作るんだ。何十年かかってもいい。諦めずに作り続けるんだ」と伝える。
そして真っ白な手で嵩の手を握ると、「嵩…大きくなったな」と言い残して、光の中に消えていったのだった。

二宮演じる清の登場に、SNSでは「15分のなかに名演技が盛りだくさんでずっと引き込まれてた」「すごい回だった」「ここの回のためのニノ配役だった。もうずっと泣いた」「これは映画?と思うほどの贅沢な時間だった」「神回」など、反響の声が続々と寄せられていた。

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