今田美桜がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『あんぱん』(総合・月曜~土曜8時ほか)第61回が23日(月)に放送され、第13週「サラバ 涙」がスタートした。

【写真】のぶは教師を辞め、次郎は命の危機『あんぱん』第61回【5点】

終戦から5ヶ月が経った頃、のぶ(今田美桜)は“とある決断”をしていた。
子どもたちに「日本は戦争に勝つ」と教え続けてきたのぶは、終戦後に「先生は、みんなに間違うたことを教えてきました」「ごめんなさい」と頭を下げた。その時、自分をを見つめる子どもたちの澄んだ目に言葉を失い、「教壇に立つ資格はない」と教師を辞めてしまったのだという。

のぶの報告を聞いた次郎(中島歩)は、「そんな気がしよったがよ」「君らしいね」と、否定も肯定もせず、のぶの決断を受け入れた。そして、自分も「何もできんかった」と戦争への後悔を滲ませる。暗い表情ののぶを励ますように、「これからの話をせんかえ」と笑顔を浮かべるも、次郎はまだ海軍病院に入院中。歩くこともままならず、車椅子に乗る姿は、かなりやせ細ってしまっている。激しく咳き込んだあと、口元を抑えていたハンカチを恐る恐る確認するシーンもあり、肺浸潤の症状は想像以上に悪化していたようだ。

そして次郎は、のぶに“記号のようなもの”を書いて見せ、「今度教えちゃうき」と弱々しく笑う。しかし、それが何かを教えてもらえぬまま、のぶの元には「キトク」と書かれた電報が……。のぶは電報をじっと見つめ、玄関で立ち尽くしてしまった。

SNSでは、「キトク電報きてしまった 早い…」「最後の電報で絶望した…やだやだ次郎さん逝かないで」「次郎さん今週いっぱいすらも厳しそう」「月曜の朝から辛すぎなんだが」など、近づく次郎との別れに悲しみの声が寄せられていた。

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