お笑いコンビ・千鳥がMCを務めるレギュラー番組『チャンスの時間』#318が、6月22日(日)23時より放送された。

【写真】フルポン・村上、芸歴21年で「1度もギャラ交渉していない」【14点】

#318では、芸人がもらうべきギャランティの適正価格を審査する特別企画「芸人ギャランティ見直し審査会」を実施。
審査員の大悟、お笑いコンビ・ウエストランドの井口浩之、カーネーションの吉田結衣が、ギャラに不満を持つ芸人たちの訴えを聞き、公正中立な立場で適正価格を鑑定した。

今回は、お笑いコンビ・フルーツポンチの村上健志、カゲヤマ、サスペンダーズ、さや香、お笑いトリオ・トンツカタンの森本晋太郎、ピン芸人・お見送り芸人しんいちの6組が“依頼人”として参加。報酬に納得できなかった仕事の内容を明かし、本人評価額としてギャラの見直しを訴えた。

さや香は「朝の5時に迎えが来て、深夜の2時に帰る」「これがぎゅっと20分ぐらいのVTRになる」と、関西の人気番組『せやねん!』(MBSテレビ)での過酷なロケ内容を明かし、ギャラは「7,500円」と告白。本人評価額「1人3万円」と希望したが、井口から「大阪の人って『せやねん!』の大変話をすごいする」「(ギャラで)トミーズさんの話をする権利(を買っている)としたら相当安い」と一刀両断されることになった。

また、DJ KOOが主催する寄席のギャラが「1人3,000円」と明かしたトンツカタンの森本は、本人評価額「1万円」を希望。大悟は「わしは10万円でもいいと思ってる」「芸人を安く呼べると思われたくない」としたものの、鑑定結果は「僕は人力舎という事務所が嫌いでして」と悪態をつく井口と、「全く愛せない」と切り捨てた吉田の意見が反映される結果となった。

さらにゴールデン番組でレギュラー指名された前説の仕事が「1本あたり1,100円」だったとギャラアップを願ったカゲヤマに、大悟は前説ばかりやっていると「面白くない癖がつく」とし、「前説向いてないなって言われる方が芸人としては向いてる」「前説で食えるようにならない方がいい」と芸人としての心得を語る場面もあった。

番組終盤には、芸歴21年目、フルーツポンチの村上が明かした“劇場ギャラ”に後輩芸人さえも愕然となることに。最後の依頼人としてスタジオに登場するやいなや「待ちすぎて立ちくらみが...」とよろめき、笑いと心配を誘った村上。「今21年目なんですけど1度もギャラ交渉していない」と語ると、「それでも出番がもらえるならと思っていたら、ここ最近みんなのギャラがいいらしいと聞いて...」と不安を打ち明ける。

さらに「先輩にはなっちゃってるので、何ステかあると合間に飯とか行く」「奢らないわけにはいかないってなるんで、基本的に腹の減ってないフリをしてる」と告白し、笑いを誘った。
そして、そんな村上が本人評価額「1万円」と書いたフリップを掲げると、芸人一同が驚愕。ノブは思わず「1万円よりもらってないということですね?」と確認し、大悟も「1回も上げてないなら最低額やろ?」と困惑した。

その後、「吉本の芸歴とかの感覚で(適正価格を)1回入れていい?」「リアルな額で」という大悟を筆頭に審査員たちは協議を始めるが...。まさかの鑑定結果にノブも「これは安いですよ」と声を上げるが、最終的には「正直、これぐらいのギャラならちょうどいただいているんで。適正価格で出てたなと...」と納得した村上。スタジオ爆笑の中、ノブは「ちょっと弱ってる」と村上を支え、大悟も「とにかくレバー食べよう」と励ましの言葉をかけた。

そのほか、「ギャラ187円」の配信番組の実態を切実に語ったサスペンダーズ、超人気番組『水曜日のダウンタウン』(TBS系列)での過酷ロケを振り返り「15万円」と本人評価額を提示したものの、芸人たちから「何を言ってるんですか?この人は」とクレームが殺到したお見送り芸人しんいちなど、ギャラに不満を抱える芸人たちの本音が明らかになった。

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