クリエイターユニットのHoneyWorksがサウンドプロデュースを務めるアイドルグループ・高嶺のなでしこが、6月20日(金)と6月22日(日)に、広州・上海でワンマンライブを開催。両公演ともにチケットは完売。
2日間で延べ2,200名を動員した。6月20日(金)に広州・MAOLivehouse広州中大で行われた「高嶺のなでしこ LIVE AROUND 2025 – Spring Ride – in Guangzhou」の様子をオフィシャルレポートとしてお届けする。

【写真】注目のアイドルグループ・高嶺のなでしこ、広州でのライブ風景【14点】

高嶺のなでしこは昨年2月にマカオで初の海外ライブを行い、その後も精力的に海外のイベントに出演してきた。6月20日(金)の広州での初ライブはおなじみのOvertureから「僕は君になれない」で開幕。赤を基調としたキュートな衣装でファンシーなオーラを振りまいたかと思えば「恋を知った世界」「病名恋ワズライ」「センパイ。」と、HoneyWorksらしい甘美なサウンドにのせた恋愛ソングが続く。

多くのファンがつめかけたフロアからのコールも、一体感を高めていく。「センパイ。」での松本ももなのソロパートには、ひときわ大きな「ももな!」コールが上がった。「初恋のひと。」でも歌い出しの松本のソロパートにひときわ高い歓声が上がり、スクリーンにMV映像が映し出されて甘酸っぱい青春ソングの世界観を演出。広州でもファンの熱さは変わらず、MCで涼海すうが「『たかねこ!』って言ったら『大好き!』って返してください」と煽れば、熱く「大好き~!」と返ってくる。

中盤は「美しく生きろ」に始まり、ビートの速い楽曲が続く。「アドレナリンゲーム」は躍動感たっぷりのサウンドとキュートな衣装が意外な相乗効果をもたらし、かわいくてかっこいい高嶺のなでしこを象徴するようなシーンに。「決戦スピリット」では落ちサビをファンと一体になって歌い、一緒にジャンプして興奮を分かち合う。


そして、このライブでサプライズ初披露となるHoneyWorksの「東京サマーセッション」を"たかねこバージョン"としてカバーしていく。清涼感たっぷりのバンドサウンドにのせたポップチューンで、軽快なダンスもこの曲のフレッシュさを引き立てる。

「乙女どもよ。」「女の子は強い」と甘美な楽曲が続き、「アイドル衣装」ではファンへの感謝とステージに懸ける想いをストレートに届けた。続く2曲が撮影可能タイムとなるが、高速ピコピコサウンドがキャッチーな「メランコリックハニー」、そしてSNSでバズったおなじみの「可愛くてごめん」と、昨今のアイドルソングのトレンドに乗った2曲をパフォーマンスしていく。TikTokを通じて世界に広がった「可愛くてごめん」は広州でも人気で、ツインテールやリボン、ヘッドドレスをあしらってかわいさを凝らしたメンバーのことは一瞬たりとも見逃せない。多くのファンがメンバーにカメラを向けて、大切な瞬間を記録に残していった。

キュートな時間はまだまだ続き、メロウなテクノポップ「Cute for life」でファンをあざとく陶酔させれば、アップテンポな「小悪魔だってかまわない!」のイントロに客席からまた大きな歓声が沸き起こる。

「ヒロインは平均以下。」でさらに熱気はヒートアップし、ライブ人気の高いアンセム的な1曲「ファンサ」では熱いクラップ、そして大サビでメンバーとファンが一緒に腕を突きあげて興奮を分かちあって、ライブ本編が終わる。

アンコールに応えてメンバーがステージに集まると、2日前の6月18日(水)に配信が始まったばかりの新曲「初恋のこたえ。」のイントロが流れ、再びフロアの熱気に火がつく。この曲は「初恋のひと。」の主人公の男の子が思いを寄せる女の子の目線で書かれているアナザーソングでもあり、彼女が恋に一歩踏み出す繊細な心を描いた疾走感のあるナンバー。「この夏、好きになっちゃえばいいのに。」をテーマに掲げて行っている5曲連続配信リリースの第3弾でもある。制服衣装での、夏が似合うフレッシュなラブソングの披露はいっそう青春感を醸し出す。
ファンもコールで応えて、ステージのメンバーに喜びを伝えていった。

最後には昨年リリースの新たなアンセム「I’M YOUR IDOL」でこの地でライブができた感謝をファンに伝え、ステージを去る最後まで「謝謝!」「我愛你!」とファンに笑顔を振りまいた。サウンドプロデュースを手がけるHoneyWorksのポップで甘く、時にパワフルなサウンドにのせて、キュートで芯の強い正統派アイドル像を見せたメンバーたち。「現地の方も日本からも、他の国からもたくさんの方が来てくださって本当にありがとうございました!またライブをしたいなって思うのでみ
なさんこれからも応援していただけると嬉しいです!」(松本)と、海外ライブでの再会も誓って、これからも歌っていく。

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