6月25日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演した渡辺満里奈(54)が、母との現在の暮らしや、自身が迎えている更年期という節目について語り、多くの共感を集めている。

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15歳で芸能界デビューを果たし、現在は2児の母としても知られる渡辺。
番組内では、3年前に父を亡くしたことをきっかけに始まった「母との半同居生活」について明かし「母の家はあるけれど、今はほぼ一緒に暮らしているような状態です」と話した。

「私に輪をかけて大雑把」と笑うように語る母については、「子どもが生まれたときから、私が仕事に専念できるよう、全力で支えてくれた」と感謝の思いを語る一方で、「最近は物忘れが増えてきた」「できていたことができなくなってきて…」と切なさをにじませた。つい口調が強くなってしまう自分を「あとから反省する」と打ち明け、「でも、こうして年老いていく姿をそばで見せてもらえるのは、実はすごくありがたいことだと思っている」と語った。

また、渡辺は5月に更年期にまつわるエッセイ集『不機嫌ばかりな私たち』を出版。「朝起きると足首が固まっていて、壁伝いにヨロヨロとキッチンに向かう」など、リアルな身体の変化や心の揺れも赤裸々に綴っている。「掃除している横で夫がゴロゴロしていると、普段は思わないのに急にイラッとすることもある」と、50代女性ならではのあるあるが明るくオープンに綴られているのが話題だ。
そんな不安定な時期に支えとなっているのが、夫・名倉潤の存在である。「夫は本当に話をよく聞いてくれる」「話し合うことで乗り越えられた」と感謝し、「夫の優しさと努力が、夫婦円満の秘訣」と微笑んだ。

さらに、家庭内で抱える「家事」という名の重荷についても率直に言及。「朝ご飯を食べながら夜ご飯のメニューを考えている自分に、ふと疲れを感じた」といい、「私が一人で担う必要があるのかな?」と疑問を抱いたとき、家族に相談したという。その結果、夫や娘が「じゃあ今日はこれにしよう」とメニューを一緒に考えるようになったそうだ。

「疲れたときは、自分だけで抱え込まないことが大切だと実感した」と語るその言葉には、長年、母と妻を続けてきた女性のリアルが詰まっている。


渡辺満里奈が発信するメッセージは、同じ時代を生きる多くの女性たちに、そっと寄り添ってくれているに違いない。

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