横浜流星主演のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』に、城桧吏(じょう・かいり)の出演が決定した。

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城が演じるのは、大河ドラマ64作目にして初登場となる歴史的人物・徳川家斉。
一橋治済(生田斗真)の嫡男として生まれ、「豊千代」から名を改め、15歳で第十一代将軍に就任。およそ50年にも及ぶ長期政権を築き、歴代将軍の中で最長在位を誇る。老中・松平定信(井上祐貴)とともに財政再建や風紀の引き締めに取り組む一方、時代の流れと内外の事情を背景に、次第に政治への姿勢にも変化が現れていく。

舞台は18世紀半ば、人口100万を超える世界有数の大都市へと発展した江戸。蔦重こと蔦屋重三郎は、吉原の引手茶屋に引き取られ、血縁を超えた人々との絆の中で育った。貸本屋として身を立てたのち、書籍の編集・出版へと転身し、時の権力者・田沼意次(渡辺謙)がもたらした自由な風潮の中で江戸文化の発展に貢献。喜多川歌麿(染谷将太)や葛飾北斎、十返舎一九ら、のちに日本文化を象徴する巨匠たちを見出し、“江戸の出版王”と称される存在に。

しかし、田沼意次の失脚とともに松平定信の「寛政の改革」が始まり、蔦重の自由な出版活動や政治風刺は弾圧の対象に。財産の半分を没収され、周囲では江戸追放や命を奪われる者も現れる。幕府の厳しい監視と執拗な弾圧にさらされながらも、蔦重は筆の力を信じ、反骨の精神を貫いていく。

病魔に襲われ、命の終わりが迫る中でも、彼は最後の大仕掛けとなる壮大な“エンターテインメント”「写楽」に挑むのだった――。

▼城桧吏コメント
徳川家斉を演じさせていただきます城桧吏です。
徳川家斉は歴代の大河ドラマで一度も登場していない人物とのことなので、とても緊張しております。家斉は父や身近な人の話をなんでも素直に受け入れてしまうようなとても純粋なキャラクターとのことで、そんな家斉を錚々たるキャスト・スタッフの皆さんとどのように作り上げていけるのか、これからの撮影がとても楽しみです。全力で演じさせていただきたいと思います!

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